幸彩学習塾 オフィシャルブログ

埼玉県久喜市にある幸彩学習塾のオフィシャルブログです。
日々の塾での出来事を綴ります。

今も昔も

2017年02月06日 23時23分26秒 | 日記・エッセイ・コラム
今日、とある生徒さんを教えているときに、ふと思い出したことがあります。
それは、いま目の前いる生徒さんと話しているようなことを、かつても話したことがあるぞというデジャヴのようなものでした。

その生徒さんを教えていて思ったのは、今は当塾で講師やチューターとして活躍している皆さんと似ているなぁということです。今は講師やチューターとして活躍している皆さんも、かつては生徒としてここにいて、いま目の前にしている生徒さんと同じように、いろんなことを話しなぁとふと思い出しました。部活のこと、友だちのこと、勉強のこと、とめようと思ってもとめどなく出てくる話の数々。それを聞きながら、笑ったり、泣いたり、ときには意見が対立したり、いろんなことがあったなと思い出しました。

私は塾の先生という仕事をしてはや25年近くがたちます。長い間やっていると、教え子とのエピソードに事欠くことはありません。実にいろんな個性を持った生徒さんが私の前を通過して行きました。卒業して以来、そのままになってしまっている生徒さんもいますが、そのうちの何人かは講師やチューターとして戻ってきて、いまはかつてとは立場を変えてこの塾にいる、そんな人も少なからずいます。

だからこそ、生徒さんを教えていると、いまは講師として活躍している人の昔と似ているな~と、そんなことを思い出すことも多くあるように思います。

当塾の生徒さんにもいろんな個性をもった生徒さんがいます。個性を持った生徒さんは、私は宝物だと思います。中にはとんがった個性を持っていて、上手く扱わないといろんなものを傷つけてしまうような個性もありますが、それが時とともに丸くなり、洗練されたときのことを思うとワクワクするような感覚にも駆り立てられます。「この子が個性を上手く育てていったら、こんな世界で活躍できそうだな」と、そんなことを思いながら、そのこの個性を生かせるような授業を意図的に展開していくこともあります。

ただ中学時代の個性は、まだまだ荒削りの状態の個性でもあります。でも、この個性を伸ばしていったら、きっとステキなものになるかもしれない、そんな感覚に駆られることもしばしばです。そして、実際に講師などとして塾に戻ってきた元生徒さんを見ると、やはり長い年月の間に洗練され、かつては荒削りだったその個性で、今度は多くの生徒さんを導いている、そんな姿もこれまで多く見てきました。

今も昔も、いろんな個性を持った生徒さんがいると思います。
自分でも自分の個性をどう扱っていいのか分からない生徒さんも中に入るように思います。そんな生徒さんこそ、実はその良い使い方を知り人のために生かすことができれば、世の中に出ても多くの人のために活躍ができるのではないかと考えています。

中学時代の個性の伸長は、ある意味人生さえも大きく変えてしまうように思います。勉強をしっかりと学ぶ環境を作ることも大切ですが、自分の武器ともなるその個性を上手く磨けるように導いていくこと、これもまた教育という仕事が担うものの1つだと思います。
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