雲外蒼天

昨日、春日部のふれあいキューブで、NPO埼玉教育ネット主催の「入試ファースト」が行われました。

当塾の中学３年生には、先週の越谷会場と合わせて、どちらかに参加をしていただき、これからの志望校選びの参考としていただきました。

これまでに彩の国進学フェアなどの合同相談会や、各高校主催の説明会や個別相談会などに参加した生徒さんも多くいたことと思いますが、

自分の成績で合格できるかどうかを、特に私立高校において具体的に知ることをしたのは、今回が初めてだったという生徒さんも多くいたようです。

思ったよりも良い結果をいただけた生徒さんもいれば、正直、かなり厳しい状況だった生徒さんもいたように思います。

確かに、「今までの成績で見れば」今の皆さんの合格に向けた可能性は、昨日の相談で知った通りなんだろうと思います。

ただ、これまでの結果はすべて「過去のもの」だともいえます。

期間はこれまでに比べればかなり短くはなってしまいますが、まだ未来を変えていくチャンスはある、私はそんな風にも思っています。

短い期間ですから、もしその中で未来を変えようとするならば、努力の質や量も大切ですが、意識の問題が一番大切だと思います。

高校の先生方との相談を通して、今の自分の現状を知った今なら、

皆さんは自分の意識を大きく動かして、まだまだ自分の未来を変えていける、

私はそのように思います。

「雲外蒼天」という言葉があります。

この言葉には「困難を努力して乗り越えた先には、明るい未来がある」 という意味があります。

夏休みごろから勉強を頑張ってきたにもかかわらず、結果が出なくて悔しい。

自分と同じぐらいだと思っていた友達に、抜かされてしまった。

どこから手を付けていいか分からない。

もう何もしたくない。

もしかしたら今、そんな気持ちの人もいるかもしれませんね。

昨日の相談で知った今の自分の現状も合わせると、まるで分厚い雲の中にいるようだ。そんなふうに思っている人もいるかと思います。

でも飛行機に乗ってみるとわかりますが、分厚い雲でも、それを突き抜ければ、その上にはいつでも青空が広がっています。

「雲外蒼天」とは、まさにそのことを指す言葉。

たとえ今が分厚い雲の中でも、それを突き抜ければ青空が待っています。

だからもし、分厚い雲の中で行き先を見失いそうになったら、

周りにいる人に相談してみてください。

同級生や友達でもいいですが、受験を突破した経験のある人のほうが、もしかしたら良いアドバイスがもらえるかもしれません。

皆さんを覆う雲は、分厚いのかそれとも薄いのか、

まだ底のほうなのか、もうすぐ突破できるような位置なのか、

それは人によると思います。

でもどんな雲の中であったとしても、

皆さんが雲の中で迷うならば、私も皆さんの道しるべとなれるように、

皆さんのことを見守っていきたいと思います。

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