幸彩学習塾 オフィシャルブログ

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反対意見の人

2017年12月19日 22時57分35秒 | 日記・エッセイ・コラム
皆さんは自分と反対の意見の人に出会ったらどうしますか?
聞いたふりをする人、露骨に嫌な顔をする人、その人を遠ざけてしまう人…いろんな対応があると思います。

私も人間なので自分の考えはあります。これについてはこうやるのがいい、あれについてはああやったほうがいい、など自分なりのやり方というものがあります。

そんな中で出会う反対意見の人。
真っ向からただ否定ありきで攻められたら、さすがにカチンとくるかもしれませんが、そうでない場合は、反対の人の考えを聞いてみるのも、私はとてもいいことだと思っています。

自分の意見や考えは、自分が見聞きした世界からのみ作られている、そんなふうに思います。自分という人間が見聞きした世界が、その人にとってはすべてといってもいいと思います。

でも、世界にはたくさんの人がいるので、自分が体験した“世界”とは別の、ほかの人が体験をした“別の世界”も存在するといえると思います。

同じ地球上でも、国が違えば考え方も言語も習慣も異なります。
それと同じように、経験してきた“世界”が違えば、見てきた世界も、歩んできた道のりも違います。だからこそ、考え方や意見が異なるのも、ごく当然といえるのではないかなと思います。

自分と意見が反対の人にであうと、どうしても自分の正しさを主張したくなりますが、一歩引いて、相手の世界に飛び込んでみるのも面白いのではないかと思います。

もちろん明らかにダメなことはダメと断る必要なありますが、相手の世界に飛び込んでいくことで見えてくる世界が大きく変わるようにも思います。

反対意見というわけではありませんが、私も時々生徒さんとも意見が食い違う時があります。そんな時に自分の意見も話したりはしますが、生徒さんの世界観を聞いてみると「ああ、なるほど、だからこういう意見なんだね」と思えるところがあったりもします。

そうやって相手の許す範囲でですが、相手の世界観を聞いてみると、反対意見だからといってむげに否定することできなくなってくるように思います。そこにこそ、お互いが理解しあうチャンスがあるようにも思います。

親子でも兄弟でも、恋人でも夫婦でも、そして生徒と先生でも、お互いを完全に理解しあうことは難しいのかもしれません。でも、だからこそお互いの世界を知り、お互いの世界を広げ、お互いの歩んできた道を理解しあうことで、学べること、わかること、理解しあうことができるのだと思います。

そうやって築いた絆は、実はただの感情的なつながりよりも、強固な場合も多いように思います。感情的な好き・嫌いではなく、お互いの背後にある世界を理解する、そんなことを大切にしていくのも、いいのではないかなと思います。
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