ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

「日本人の祖先は南から?」日経新聞より

2009-12-11 16:14:42 | 日本文化・文学・歴史
年末の慌ただしさでブログの更新を休んでいますが訪問してくださった方ありがと
うございます。12月11日の日本経済新聞朝刊に興味深い記事が掲載されています。



アフリカで誕生したホモ・サピエンスが長い年月をかけて世界中に拡散していき、
進化を重ねつつ現代人になったようですが、現代日本人の祖先がインド経由のルー
トを辿って来たという説で、しかも遺伝子レヴェルの解析の結果というのですから
最も信頼できる情報です。

日本人の文化、言語にインドの影響があると唱えたのは大野晋氏の「日本語のルー
ツは南インドのドラヴィダ語」説がありますが、現代のインド人とはあまりにかけ
離れた容姿をもつ日本人が「えっインド?」と違和感を抱いた事も、新しい見解が
でてきたので信憑性が高まるでしょう。

私も内心「やったー」と喜んだ一人です。
今まで好奇心の赴くままに検索し推理してきた「秋の七草」の暗号の<萩>にあた
る種族<荒吐(あらばき)>または<荒脛巾(あらはばき)>または<八掬脛(や
つかはぎ)>と伝承される人らの祀る神<あらばき神>のルーツを辿るとインドと
アラビアの「アーラヴィー」という神にいきつくのです。

日本の記紀では大和朝廷にまつろわぬ人々のひとつとして八掬脛と記されるのみで
すが、三種神器のひとつである「草薙剣(くさなぎのつるぎ)」の草とは民草の意
味で<八掬脛・荒吐>族をなぎ倒した朝廷軍の勝利を記念した命名と思われます。
また、歴代の天皇から皇太子(平安時代)への伝世の御剣は「壺切りの御剣」。
「つぼ」とは後にチベットと呼ばれた「吐蕃(とばん)」の呼称の「つぼ」であろ
うと考えましたが、その「つぼ族を切った剣」と命名されているわけです。

日本列島の先住民が信仰した神がインドやチベットの神であったことから想像でき
るのは、この「アーラヴィー」を信仰する集団が日本列島にやってきて定住した
が、天孫族の渡来によって支配権や信仰も奪われ、祖先神としての記憶すら消え去
ってしまった。そして学者には偽書といわれている「東日流外三郡誌」の「荒吐神
」の記述が作り話ではなく、東北地方の真実の歴史を知るてがかりとなる可能性の
ある貴重な本になるかもしれない。

『万葉集』が編まれた時代までは、列島の先住者の伝承がたしかに残っていて、山
上憶良や大伴家持の強い志で暗号歌の中の一番目に「萩・脛」が挿入された事は日
本の歴史の記録にとってまことに貴重なものであると思いました。

この遺伝子解析研究に日本から参加された国立遺伝学研究所の五条堀先生はヴァチ
カンが選んだ世界の賢人八十人の一人なそうで、今年の二月にヴァチカン大使が三
島の遺伝研に見えられた折に五条堀先生の企画で小さな講演会が開かれた。友人に
誘われて貴重なお話を聞かせていただいたが、今日の記事にお名前を見つけ講演会
の日の気さくなお人柄を思い出している。





















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