ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

字母歌に仕組まれた暗号 おわりに

2009-12-15 14:20:15 | 日本文化・文学・歴史
八月中旬からスタートした「ブログ・古代からの暗号」ですが、お付き合いくださ
った皆様ありがとうございます。楽しく軽いブログが多い中で理屈っぽい内容では
訪問してくださる方があるかどうか心配でしたが一定の来訪者はありました。

このブログを始めるきっかけは私の著書『古代からの暗号』が絶版になった後、事
業を引き継いだ出版社から見積もりつきで再出版の勧誘がありました。代金を支払
えば本は簡単に出来上がりますが、宣伝も無く、店頭にも並ばない、一般人の本を
読んでくださる方をみつける事は至難の業です。自費出版とは本の内容に興味も関
心もない友人、知人に差し上げて、自己満足に浸る事とわかってしまったので、そ
の勧誘に乗るつもりはありませんでしたが、誰かに読んで欲しいという思いは消え
ませんでした。
その頃には友人や娘がブログを始めており、夫のパソコンを借りては覗き見してい
ましたが、それも不自由なので自分専用のパソコンを買いました。そして出版社が
倒産後著作権は著者に戻ると聞いていましたので『古代からの暗号』をブログにし
たいと思いはじめました。娘は里帰りした折りに「無料でブログ」を開いてあっと
いう間に私のページを開設してくれました。

おかげさまで『古代からの暗号』一冊分+αと何時か書きたいと思っていた「字母
歌に仕組まれた暗号」を掲載することができました。
字母歌という言葉じたい始めて知った方もいたのではないかと思いますが、まして
「あめつち」や「たゐに」という字母歌があること、さらに暗号歌であるとする
説には驚かれたでしょう。なるべく分かり易く、一定のルールにのっとって解読を
進めたつもりですが、自分自身は答えを知っているので説明不足があったかもしれ
ません。
しかし、字母歌の作者のなみなみならぬ才能と執念をご理解いただけたのではと思
います。正月休みに字母歌を作ってみるのも面白いかもしれませんよ。

「字母歌に仕組まれた暗号」は「いろは」7で終了とします。

来年は「秋の七草の暗号」の伝承者たちをテーマとする小文と藤原定家の『拾遺愚
草』中の「詠花鳥和歌十二か月」の花鳥の取り合わせについて推理したいと思って
います。この中の十月<残菊と鶴>の原型は「秋の七草」の<藤袴と白鳥>で、こ
のテーマをとりあげて「伏見稲荷神符」ができました。

「いろは」の後半はぶっつけ本番で書き込みましたので時間がかかり大変でした。
ブログはある程度スト-リーが必要なのでしばらく準備し、来年の1月末ごろ再開
したいと思います。

どうぞ良い年をお迎えください。           草野 俊子



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