ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

謎解き詠花鳥和歌 藤と雲雀(ひばり)ー3

2012-04-25 16:27:15 | 日本文化・文学・歴史
暗号<秋の七草>の<葛>から<国栖>へ、そして前回のブログ「国栖の名義」(喜 田貞吉)によって<吉野の国栖>=<吉野に住んでいる民族>=<葛城あるいは葛城 氏>という構図を違和感なく読み取ることが可能となりましたが、藤原定家による第 三の暗号「詠花鳥和歌各十二ヶ月」では「藤と雲雀(ひばり)」の組み合わせに置き 換えられて詠みこまれています。藤と葛は籐本という共通性はあるもの別の植物です が、葛井寺 . . . 本文を読む
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謎解き詠花鳥和歌 藤と雲雀(ひばり)ー2

2012-04-16 13:18:53 | 日本文化・文学・歴史
暗号<秋の七草>の<葛(くず)>は<国栖(くず)>を導くものであり、さらに <葛城氏>を指しているとするには<クズ>という語義が葛城氏と結び付く必要が あろうと考えていますが、ようやく説得力のある説に出会いました。 戦前の歴史学者・文学博士で「日鮮同祖論」を発表した事もあるという喜田貞吉 (1871~1939)氏の「国栖の名義」と題された青空文庫作成のファイル(喜田貞吉 国栖の名義で検索)です。 . . . 本文を読む
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謎解き詠花鳥和歌 藤と雲雀(ひばり)ー1

2012-04-07 09:35:11 | 日本文化・文学・歴史
今回から「謎解き詠花鳥和歌」を再開し、藤原定家の「詠花鳥和歌各十二ヶ月」中の 三月<藤と雲雀(ひばり)>の取り合わせが何故秋の七草の<葛>と対応するのかを 考察していきます。 まず暗号「秋の七草」の<葛>に託したと思われる事柄を整理しましょう。 葛(くず)は原野に自生するマメ科の多年草蔓草で根から葛粉を取り、漢方では葛根湯 として用いられる。古来蔓から繊維を採り葛布に織りあげ着用してきた。葛の主 . . . 本文を読む
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