貞観大地震の発生が出雲の神々の祟りではないかと怖れた朝廷は神々の怒りを鎮めるために地震発生から
わずか10日あまりで当時の国の数である66本の鉾を建てたという。
なぜ鉾を建てたのか?
出雲の国譲り神話に登場する大国主命の子で、諏訪神社の祭神である建御名方富命の末裔であり、語り部
という富當雄氏の証言によると、出雲王朝の紋章は亀甲の中に矛が2本交差した<交い矛>紋であるという
また、出雲大社の宮 . . . 本文を読む
夏の京都を華やかに彩る日本三大祭りのひとつ祇園祭の始まりは素戔鳴尊の御霊会であった。
意外に思われる方も多いだろうが、後の二つ大阪の天満天神祭と神田明神祭も御霊会なのである。
天満天神祭の祭神は菅原道真。讒言により大宰権師(だざいごんのそち)に左遷され903年にその地で
亡くなるが、その後京で様々な異変(雷鳴・地震・洪水・火災)が起こったために、道真の怨霊によるもの
と恐れられ北野天神や天満天神 . . . 本文を読む
今回東日本を襲った大地震と、2011.3.13のブログ「東日本巨大地震 869年にも起きていた」
で紹介した貞観地震とが、三陸沖の震源域・地震の規模・広範囲の津波襲来など類似性が指摘されている。
私は京都の八坂神社で行われる祇園祭りの起源が貞観地震と関連しているのではと以前から考えていたの
で、時間軸で成立可能か?を調べてみた。
貞観地震は奈良時代から平安時代に編纂された日本の正史である『六国史 . . . 本文を読む