ブログ 古代からの暗号

「万葉集」秋の七草に隠された日本のルーツを辿る

「暮らしの中のDIY」 1

2013-01-19 13:48:20 | 日本文化・文学・歴史
今朝は三島も息が白く見えるほど冷え込みましたが、今は真っ青な空に昼の月がう
かびその下方を白い機影が横切っていきました。
私はこのひと月のんびり休養をしていましたが世間ではボーイング787型機の事
故機のニュースやアルジェリアの人質事件など不穏なできごとがあちらこちらで蠢
き始めたようで、2013年が平穏な年でありますようにと只々祈るばかりです。

私の眼精疲労による二重に見える症状は無くなりましたが、もうしばらくは細かい
活字をみることは控えたいと思いますので「暮らしの中のDIY」と題して退職後
の夫が女房(私)の依頼に応じて作りました木工品を紹介したいと思います。

彼はアルミの会社に就職し、永らく加工の研究や製品開発に携わってきたエンジニ
アで定年後も68歳まで技術支援などの仕事をしていました。現役の頃は日々仕事
に追われ休日は趣味のテニスコート通いでストレス発散するパターンを続け、家庭
には口も手も出さない仕事人間でした。

ところが三年前に一切の仕事から解放されて自由人になったはずが、手持無沙汰気
味でしたのでテニス以外のこともはじめたらと勧めてみたところ「木彫りをしたい」
と申しました。早速ホームセンターに行き彫刻刀と板を買い、娘のジャワ島みやげ
の版画から踊る女神の一人をアレンジして仕上げたのが下の写真です。はじめは浅彫
りでよわよわしく感じましたが、何度か手を入れて初めてにしては立体感のある作品
に仕上がっています。

何十年も共に暮らしながら全く知らなかった夫の一面を知った瞬間でした。
その後も仏像を題材にしたもの


俵屋宗達の雷神、風神図を模写したもの

など四点を仕上げています。

雷神、風神図を模写したものは昨年町内の文化祭に出品したところ、ある男性から
「自分も退職したらやってみたい」と言われ、地味な作品にも反応があったと喜んで
いました。

東京本社への転勤以降19年間マンション暮らしでしたので、音の出る作業は無理で
したが、自宅に戻ってみると若い頃は庭に下りるのが訳なく出来ていたのに足場が必
要になっていたり、ここの隙間に棚があったらと思う事が多くなり、暇が出来た夫に
依頼しますと作ってくれるようになりました。これが我が家のDIYのはじまりです。







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2 コメント

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Unknown (uponwater)
2013-01-23 11:35:30
すご~い!素晴らしい!立派!本当に才能が見出されて良かったわね。今回の芥川賞の女性と同じよう。幾つかまとまったら個展を開いて見せてください。
返信する
ありがとう (草野俊子)
2013-01-23 20:17:36
過分なおほめの言葉ありがとうございます。Т.K
 Kさんのウインザー調の椅子よみがえりました。そのうち紹介しますね。俊子
返信する

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