今回は、キツネノボタン(狐の牡丹)だ。キンポウゲ科の多年草。由来は、有毒で葉が牡丹の葉に似ていることらしい。コンペイトウグサとも呼ばれる。空き地や田んぼのあぜ道に咲いている。小さい花だが黄色で群生していると比較的目立つ。ま、春の野原ではナノハナ(菜の花)の方が圧倒的に目立つが………。
<2024年4月4日>美咲丘3丁目
全景から見てみよう
◇「小次郎君! これ、有毒らしいよ! 食べないでね」 ちょっと不安になったが、食べる気配がない。「ボク、分かっているよ!」とでもいわんげだ! 因みに、小次郎は草や花を食べることは、結構ある。
◇ 小次郎がクンクンしているのはキツネノボタンではなさそう
◇ 可愛い花だね。でも、全草に刺激性の有毒成分を含むというから注意が必要だね。
以下は以前
<2017年4月9日>美咲丘2丁目
◇ここは、美咲が丘2丁目から荻浦神社の裏へ続く道端。小さな花が群生している。
ズームしていこう。
◇ 実の形から「コンペイトウグサ(金平糖草)と呼ばれるらしいが、5月になると、雑草と共に刈り取られるので、実際の実は見たことがない。
さらにズーム。
◇ ん? 何かいるぞ! おっ、テントウムシ(天道虫)だ。毒はテントウムシには影響しないのかな?
◇テントウムシ君がどいてくれたので、花をしっかり観察してみた。ほー、こんな形なんだ! ちょっと勉強しておこう。
【キツネノボタン(狐の牡丹)】
◇ キンポウゲ科・キンポウゲ属の多年草。川や水田の近くで湿り気のある土地に生える。実の形から「コンペイトウグサ」と呼ばれることもある
◇ 原産地は、日本、中国、朝鮮半島。田のあぜ道や溝の縁などに生える。
◇ 高さは30~60㎝で、黄色の1~1.5㎝の5弁花を咲かせる。
◇ 有毒植物で、食べると口や消化器に炎症を起こす。茎葉の汁でかぶれる。
◇ 花期は、3月~7月。
◇ 名前の由来
毒があり、かつ深い切れ込みのある葉が、牡丹によく似ているところから「狐の牡丹」の名前が付けられた。「キツネ」には毒、あるいは嫌なものという意味があり、毒草にはしばしば「キツネ」の名がかぶせられるといわれる。
<2017年4月14日>
家のすぐ近くの空き地にもあった。ここは、ツクシがあったところだよ。
◇ どこにあるか、分かる? 印の付いているところだよ! 周りに沢山あるのは「スギナ」。そう、ツクシの後に伸びてくるヤツだよ。
◇ ズームするとわかるかな? ん? スギナの他にクローバもあるなあ。
<2017年4月15日>
宮地岳の麓の田んぼ道にも沢山咲いている。
◇後ろに広がるのは,田んぼ。レンゲが咲いている時もあるが、この年は、ない!
◇この時期(4月15日)は、花の中央が丸まってきているように見える。金平糖に似てきているようにも思えるし、結実に向かっているのかな? その付近は定かではない!
お終い
小次郎と春の草花4-キツネノボタン(狐の牡丹)-