予定外の寄り道
出勤前に、ちょっとだけ時間があったので、ついつい、現場へ向かいます。
今日も変化なし、異常なしです。
中に入ると、なんとも不思議な景色になっています。
白いぶち模様の壁。
昨日から、ペンキ屋さんが現場入りしたと聞いていたので、現場に寄ってどんな感じで作業が進んでいるのか見たかったのです。
白い模様は、ペンキ下地用に、石膏ボードの継ぎ目や、釘打ちの部分に、パテをかいた(塗った)部分です。
このパテを、サンドペーパーでこすって、ならしてから、ペンキを塗っていきます。
2階に上がります。
おはよぉございま~す。
2階は職人さんが多くて、賑やかです。
居間の壁、天井も同じ模様です。
ペンキ職人さんが、サンドペーパーで、パテを均してます。
ボードの継ぎ目にパテかいた部分が、ライン状に白くなっている部分。
点々と白いのが、釘の部分です。
食堂も同じ景色。
階段のところに、ナナメに釘の列が走っているのが見て取れます。
手摺の下地用にいれた合板の部分でしょう。
まるで、星座を読み取るみたいに、釘の位置から、ボード下地の状況が読み取れます。
ペンキ屋さんは、2人。
ベテランさんが、パテを左官します。
若造が、サンドペーパーで削ります。
ライン状になっている部分は、ボードの継ぎ目です。
石膏ボードの継ぎ目になる端の部分は、石膏ボード自体があらかじめちょっと薄く作ってあって、パテの塗りしろになっています。
ひび割れ防止に、その継ぎ目の部分に沿って、寒冷紗(網目の布テープ)を補強用に貼ってあります。
その上から、パテを左官していきます。
グレードを上げた仕上げになると、ひび割れ防止に完全を期すために、石膏ボードを二重張りにします。
わたしも、当初は2重貼りで設計していましたが、見積もると予算オーバーとなり、即刻、1枚貼りに変更しました。
パテかいは、天井面などは、無理な体勢で、結構な力仕事です。
この下地パテの作業が、ペンキの仕上がり具合に直結します。
地味ですが、大事な作業です。
台所では、大工さんが壁仕上げ作業中です。
台所収納スペースの壁が出来上がってきました。
棚も付いてます。
台所の壁は、研磨したOSB合板にオスモカラー塗装拭取り仕上げです。
収納スペースの壁には、棚板用のレールを仕込んであります。
2階は、アルミアングル(L字型のアルミの型材)の巾木です。
ここに、ボードを貼り付けて仕上げになります。
今日、現場に立ち寄ったもうひとつの理由は、居間・食堂用のエアコンを納める箱の図面を仕上げるために、先行して配管した冷媒管や、ドレイン管の位置を、現場で確かめるためです。
大工さんから、巻尺借りて、ロフトに上って、実測します。
ふむふむ。
なるほど。
目的を達成したので、会社に行かなくては行けません。
気が付くと、思った以上に時間がたっていました。
やば・・・。
急いで駅に向かい、現場をあとにします。
現場を振り返ります。
ツタが無くなって、スッキリしました。
キャベツは元気です。
まだ葉っぱです。キャベツの片鱗もありません。
早く駅に向かわないと・・・
・・・
・・・・あ、借りた巻尺がポケットに入っている。
大工さんい返さないと・・・
現場へ逆戻り、遅刻確定です。