ブツブツ雑記

和尚の気まぐれな思いつき日記です

お寺の名前

2004年11月18日 08時22分58秒 | 金剛院和尚のブツブツ雑記
京都のお寺は、紅葉でたくさんの観光客でいっぱい
だそうだ。ゆっくりと情緒にふれてと考えている人は
遠慮した方が良いかもしれない。

その京都の代表として登場するのが金閣寺や
清水寺、竜安寺だろう。こんなふうに、お寺の名前は
「寺」という字がついているかと思えば、そうでない
ことも多い。

京都のお寺

現に和尚の寺は「金剛院」といって「院」という
字がついている。これから受験のシーズンに入るが、
学業成就などのご利益があり、日本の占いの開祖で
有名な「大陰陽師」安倍晴明が生まれたお寺として
知られる安部文殊院も「院」がついたお寺である。

安部文殊院
あるいは初詣などで必ず名前のあがる千葉県の成田山は
「山」という字がついているのだ。

>成田山

もともとお寺には「山号(さんごう)」、「寺号(じごう)」、
「院号(いんごう)」という3つの名前を持っている。

神仏が降下して領する所として、信仰の対象とされたので
「山」という字がついている。「院」というのは垣根で囲まれた
場所のことで、「院」が寺の名称として使われるようになったのは
中国・唐の時代からである。

また良寛さんで有名な「五合庵」という「庵」という字の
ついた名称もある。町中を離れ野山に木や草を使って建てられた
質素な建物をさして言うときに使う言葉だ。

あるいは「坊」という字がつくものもある。弁慶さんは
京都の比叡山で修行を積み、武蔵坊と称したという。
つまりお坊さんの住む家をさして、そう呼んだのだ。
それが転じて「お坊さん」という僧侶の呼び方になったのだ。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
むぉぉぉぉ (バナナ牛乳)
2004-11-19 18:54:41
すごく興味深いお話でした。

全国のお寺の名前の由来が知りたくなりました。

やばい、はまりそうです。



京都は修学旅行で一度行ったきりなので

また改めて、お寺めぐりなどしてみたいです。

仏像をじっくりながめたい

金剛院にもいつか行ってみたいっす。
返信する
歓迎 バナナ牛乳さま (和尚)
2004-11-20 17:26:43
和尚の寺は

蓮華山・・・蓮の花に囲まれた山

金剛院・・・ダイヤモンドのように堅く守られた

仏性寺・・・仏の種をみつける場所とい意味です



和尚の本山も

豊山・・・豊かな緑に囲まれた

神楽院・・・神様も楽しむ場所

長谷寺・・・長い初瀬川という渓谷にある

という感じだす。結構おもしろいかもね(^o^)
返信する