かんべん
許してください。 ではありません。
我が国、出雲の言葉で言えば、節約・倹約と言う意味の言葉です。
今日NHKの、(ふるさと一番)は愛媛県伊方町からでした。
その地方の方言でも「かんべん」は倹約と言う意味で使われているそうです。
その精神で、裂き織りと言う織物が出来たそうですが、今は廃れて後継者が居なくなる、
というので、技術を保存し、次代に引き継ごうという、そんなグループの紹介をしていました。
「おちねも、そげなしが、おらえたよ」
「だーが、そげなこと、しとらえたかね」
「あーら、おまえはん、しらっしゃらだったかね・・そげね、おちのおばばのことだわね」
「そげね、おまえとこにゃ、おばばわ、おらえしぇだったがね」
「まーじ、おまえはんも、にびーのー、おらの、おふくろのことだわね」
「ああ、そげかそげか、おまえやち夫婦ね、子がおーだけん、その子からみーちーと、おまえやちの親わ、じじ、ばば、だわのー??・・」
「まんだ、なんじ言いたげなのー。・・わの親でも、おじじねおばば。 わかった!」
「おらの、くされかぼちゃじゃー、はやわかーがしぇん。 かんべんして、ごしなはえ」
「おらが、はなさかともっとーことわ、その、かんべんだないわね。 まーそーのこたー、また、おちらとした、じぶんね、はなしわね」
共通語で
「家にもそんな人がいました」
「誰がそんな事をしておられましたか」
「あら、あんた知らなかったんですか・・そんなー、家のおばあさんですよ」
「えー、あんたの所に、おばあさんは居られなかったでしょ」
「まあ、あんたもわからん人だねえ、私の母の事ですよ」
「ああ、そうかそうか、あんた達夫婦に子供が居るが、その子から見れば、あんた達の親は、おじいさん、おばあさんですねえ??・・」
「まだ何か言いたそうだねえ。・・自分の親でも、おじいさんとおばあさん。 わかりましたか!」
「頭の悪い私には、なかなか呑み込めない。 ごめん!許してください」
「私が話しをしようと思っているのは、その、勘弁ではありませんよ。 まあその事は、又ゆっくりとした時話しましょう」
晴れ 24℃
正午の天気 曇り 21.0℃
9月がしぎて、下阿井のまちーが、しんだともーたら、こんだーじきね、おーもりさんのまちーだがね。
たんびね、ふとちことー、いいやーなだども、(よーねくちぐしぇねなってしまってね)
ほんね、ふねちがたちことが、はえーわねー。
浦島太郎が玉手箱ーあけたときとおなしやーねしねー。(おらしまはんが、はこーあけたえち、みたこた、ねだどもねー)
ま、こげなしこだなかったかなーともえますわ。
ああ、はなしゃーかわーましが、こなえだごーかー、金木犀のええにおえがしましてねー、まあこの木ねも、えろんな思いでがあーます。
この花のかおりは、しきでござえし。
とーくんはから、ながれてくーぶんわ、なんともいえん、えーこころねなーます。
だども、ちかえとこで、におーてみーと、なんぼええにおいでも、あんまーきちーて、やんなーことがあーましねえ。
ええにょーばしーが、こいい、けしょーして、香水プンプン。
しぇっかくの、ええにょーばぶーも、わやですがね。
庭の金木犀
朝の光
画像をクリックして下さい、大きくなります。
共通語で。
9月が終わり、下阿井の祭りが終わったとおもったら、今度はすぐに、上阿井の祭りです。
度々同じ事を言うようですけど、(口癖のようになりました)
ほんとに、日が経つのが速いですねえ。
浦島太郎が、玉手箱を開けた時と同じ気持ちですね。(浦島さんが、箱を開けるのを、見た事は有りませんが)
まあ、こんな状況だったかなあ、と思います。
話しは変わりますが、このあいだ頃から、金木犀の良い香りがしています。
この木にも、いろいろな思い出があります。
この花の香りは好きで御座います。
遠くの方から漂って来るのは、何とも言えない、いい気持ちにしてくれます。
然し近くで嗅いでみると、いくら良いにおいでも、あまりにも強烈で、気持ちが悪くなる事も有ります。
美人が厚化粧で、香水をプンプンさせている。
せっかくの美しい姿も、台無しですねえ。
これでは、風情がない。
やはり、「そこはかとなく」が良いですねえ。