えたしんなーやな。

まーじ、のくやのくや、どげしたもんかえのー。
ことしゃ、ちいがあけてからこっち、あめなんちーもんがふとちだえふらんだけんのー。
まー、ちょうないでも、とこーねよって、かぎられたばしょだども、ちーとばかー、ふったとこがあーげなよ。
あばかん、あばかんてて、いーながら、おんどけーをみねえきたら、なんと、さんじーななどまであがっちょったわ。
おちのねわで、こーまであがっちょつたこたー、このなちんなってかーはじめてのことだわね。

にさんちまえね、おーのきのしたんほーねおー、ともだちねあーたら、

「おまえ、こののくーねなにーしちょーてて、おちんほーわしじしーよ。ちーと、しじみねあがらさえ」
「ほん、そげねしじしーかえ」
「うん、こなえだのばんねどまー、さみーやーなったわ」
「そら、おらえましーやなの。だども、ふいにゃ、いきであばかんわのー」
「そりゃしかたがねーのー、なかなかりょーほーえーこたーねーちーことだ」
「りょーほー、えーこた、ほーかむり（ほーかねり・ほーかねー）か」
えたしんなーやな、てて、しのーやーなわ。
「まー、おたがえ、だいじねしょーよ」

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