まいにち が SUNDAY     

(こまっち)の 出雲弁日記。

少しという名の魚

2007年03月17日 | 仁多弁日記

にんげわ、よくがふかーて、こらえでの、ねーもんですけんねー。

ちーとばかー、まえね、はなえたがね~。
「じんど、まい、さかなは?」
「そりゃー、ちょんぼし、ちー、魚だよ」ちー答えでしたね。

ありゃーねー、なんぼ、まえ魚でも、食傷さーほどくーと、まえこたない、ちー事ですよ。
まえともー魚も、まんだ、くいてーがなー、ともうとこで、やめちょく、ちー事と、
まんねーもんでも、ほんね、ちーとばかししかなけにゃ、まえともーてくう、ちーはなしだわね

にんげん、100%ねなーと、えけんちー事。
なんでも、えっぱえねなーと、こぼれしたーけんね、ちーとふかえめね、しぇー、ちーことだとお
もうじね。
やあー、もかしのしーわ、ええこといわえたもんだねー。

共通語で

人は、欲深くて、我が儘なものですからねー。

少し前に話しましたが。
「一番美味しい魚は?」
「それは、少し、と言う魚だよ」と言う答えでしたね。

あれは、いくら美味しいものでも、腹一杯食べると、美味しいと思わないと言う事です。

美味しいと思うものでも、もう少し食べたいなー、と思うところで控えておくと言う事と、不味いものでも、ほんの少ししか無いものなら、美味しいと思って食べるものだと言う事ですね。
人間100%になると駄目。
なんでも、満杯になると、こぼれ落ちるから、一寸控えめにしなさい、と言う事だと思いますよ。
やあー、昔の人は、いいことを言いましたねー。

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