食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

癌には『脳天気』がいい

2012年02月14日 18時54分09秒 | 日記

自然爺の活力源 自作の山小屋ライフ紹介

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世間はチョコレート騒ぎでうつつを抜かしているがシトシト雨の暗い一日。そ

うは言っても、小さな我が一族間でもそのチョコが行きかって、爺にも3つき

た。以前ならば妻が処理班として控えていたが今は違う。

最強の甘党eaterがいるのだ。ごちそうになります。

 

本日、ミニ茶箪笥が完成した。出来は最悪だったが一応できた。これを練習

にして、新たなものを作ろうと準備にかかった。

 

 引出は引き出せるが、他の戸は開かない

 

 

『癌には脳天気がいい』

脳天気お馴染みブルーハーツの歌にある。言葉遊びとしても、響きもい

い。no天気の人は困るが、脳天気?、どんな風に使えばいいのか。

私は日々の暮らしの中で『癌に対する恐怖心』をできるだけ持たないように

しているが、心の中は自分の努力とは比例しない時もある。

だれでも癌と聞けば、死に直結するようなイメージを思い浮かべ、決して明る

ことは想像しない。医学的には根拠はないかもしれないが気は心という。

癌になり、癌の再発ばかり心配しながら生活していると、本当に再発するの

ではないかと思ったりする。

ちょっと気になることがあると、癌との関連性を考えがちになるが、そこをポジ

ティブ・positiveで打ち消せるようになればいい。

no天気は無頓着なイメージ、無頓着ではない脳天気はその恐怖心を追っ

払う助けになってくれそうに感じる。癌は怖いが、それから気を逸らすには

脳天気でいこうと決めている。

 

youtubeのブログパーツテスト

 


野兎の動画サービス

2012年02月13日 19時55分40秒 | 日記

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炭窯は昨日、炭化が終わり空気取入口、煙突ともに閉鎖された。

この辺りのタイミングは私にはわからないが、お師匠さんが見極めやってお

られるので、後に話を聞きながら覚えていくしかない。

次は18日()に炭出しと次の炭焼きを行う。

   

 

写真の葉は墓に飾る渋木のもの。

野兎はこれらの木の先端部分の軟らかい茎を食べる。器用に葉っぱは食

べないで、こんな格好で散らばっているから、兎が出てきたのか直ぐに見つ

けることができる。

この山の野兎は入山当初、雑木を伐採し桜や梅などを植樹した時、雪が降

り軟らかい先端が出ていると、そいつを食べてしまい最悪の場合は枯れてし

まった。

その切り口はナイフでスパッと切ったようになっている。兎の歯は恐るべし。

  兎の仕業

fare.mpg

昨年、偶然にビデオ撮影できた、生粋の野兎。このような

形で撮影できるのは極々稀。

 

『太りたい、薄いお尻の嘆き』

食道だけの摘出だと、(尤も場所にもよるだろうけど)手術後に体調回復、太

ることはできるものだろうか。私は身長160Ccm、体重50Kg位だったが40歳

後半くらいからは完全に痩せで50Kgを切っていた。

多分、癌がさばりついてからは47Kg前後で、やせ過ぎくらいだったと思う。

術後ICU室から一般病棟に戻る時の測定では38Kgと子ども並になってい

た。食道と胃の一部、数十gを取っただけなのに激やせ。

ベッドで寝ていると尻が痛い。肉がないから骨が布団の軟らかさに当たって

痛いのだ。入院中も今も食欲は変わっていないで好調。

ただ、朝食は1.3膳くらいのご飯とおかず、昼は麺類(1人前)、夜は1.3膳

くらいのご飯とおかず。朝と昼のお茶の時間におやつ、夕食後は果物、ヨー

グルト、ゼリーなどを食べる。

脂ものだろうが、魚だろうが、甘いものだろうが何を食べても太る兆候はな

い。グルメを自称するこのやせ男は、粗食でもゴージャスでも太れない。

嫌いなもの、板などで出来た堅いベンチ、まるで拷問椅子みたい。

ダイエット番組なんか糞くらえ。

 


春香献上

2012年02月12日 20時16分11秒 | 日記

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いつ以来の晴天だろうかと思うほど、長らくお天道さまを眺めることがなく、

たまにチョイの間のお出ましがあっただけだ。

外仕事はいくらでもあるが、今までの天気が悪かったため、水気を含んで

おり汚いので遠慮したが、折角の晴天なのに・・・と半分は諦めきれない複

雑。朝、炭窯のチェックに行く。木酢を採取しているがポタリポタリの音がし

ないなと、見るとオーバーフロー。こんな寒い時、今朝もよく冷えて氷が張っ

ていた。

別の容器に移すのに手が濡れ、冷たさが半端じゃないから、手がちぎれる

ほど痛くなる。運がいいのか、悪いのか。

 

未だ寒さは絶好調だから・・・と思いきや蕗の薹がニョキニョキと顔を出して

いた。節分を過ぎたから春となるのだが、ここのところの寒さからは、とても

そんな雰囲気はないのに自然はちゃんと交代準備を進めている。

 

  寒いのに沢山、顔を出していた。

 

  6日目の小屋内の煙突の煙は透明近い

 

  屋外からは勢いよく、多少にごり気味の煙

  

『甘党に変身』

手術をして味覚に変化ありと以前、記述した。

体調の変化なのか、煙草や酒を止めたのが引き金なのか分からないが、

唐辛子は天敵のように駄目になったのに、甘いものには目がなくなった。

胃を一部を摘出しているので、ダンピングによる糖分補給のリクエストもあ

るだろうが、そうしたものは極稀なことだと思う。

以前は見向きもしなかった饅頭、チョコ、飴など甘いものなら何でもOK

しかもかなり積極的に。昔、一時煙草を減らそうとした時、甘いものが欲し

くなったような気がした。だから、一番の要因は煙草を止めたからではない

かと思うが、本格的な禁煙をしたことがないのでよく分からない。

それにして、いつも出かけていた近くの店屋、以前は煙草を買っていたの

に、今では甘納豆とか桜餅だから、大変身。

そういえば、taspoカードは何処へ?

 


殻つきの牡蠣を食べる

2012年02月11日 22時22分51秒 | 日記

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孫たち、総勢8人がやって来た。

先日、ネット通販で注文していた殻つき牡蠣とブリの照り焼き、ローストビー

フと豪華なディナーだ。爺さんは炭焼きの仲間だから、当然のこと牡蠣の殻

つきは炭をおこし七輪で焼く。

余りの忙しさで牡蠣の写真を撮り忘れた。約3Kg、30個くらいをせっせと焼

く。火にかけ焼けてくるとジュルジュルと汁が出来る。調子のいい奴は、暫く

するとパカッと口を開ける。いい加減に火が通ったら、発泡スチロールの中

に入れておくと30分以上たっても、未だ保温されている。

孫たちがアッと言う間に食べ尽くした。

先月の22日以来の酒で、ダウン。やっと起き上がってブログだが元気ない。

炭焼き、窯は順調な煙。ほんの僅かな空気を補給する口だけ開いて生木を

ロソロと火にかけている。

木酢も採れ始め、ポタポタと出ている。

 

  焚口の様子    順調な煙、少しだけ透明

 

 木酢がポタリ  ミニ箪笥は苦戦中


スキルスのこと

2012年02月10日 22時00分56秒 | 日記

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朝一で窯へ。丁度、お師匠さんが来られ聞くところ、昨日の午後には炭木

に火がついたので、全体に火を回す作業を夕方には終えたとのこと。

焚口は閉じられ、いわゆる生木に火がつき、燃え尽きさせないで炭化する

過程に入ったことになる。これから、3~4日すると煙突出口も閉鎖し完全

に炭化させて木炭になる。本格的な窯ではあまり失敗はないが、簡易の窯

だと炭化失敗で燃え尽きて『消し炭』状態になることがある。

 

夕方からは市政説明会があったので、それに参加。

 

 風情のある炭焼き小屋  ツララが・・

 

『糸さんのがん』

糸さんがここに引っ越してきて、私たちと親しくなり30年ほどの付き合いだ

った。良いこと、悪いこと何でも相談しあった。そうした関係の終焉は糸さん

の癌。最初の自覚症状として食欲不振で、慎重な彼は胃カメラを呑んだりし

ていたが結果は『多少のびらんはあるが特に異常なし』とのことだった。

やせ細ることもなく外見上は病気持ちにはみえなかった。大食漢で素麺は

一人で10把を平らげることもあった。

異常なしでも正常な状態ではなかったのだろうから、それからも医者に通

ていたが、総合病院に変わって調べたのがバリウム検査だった。それで

分かったものはスキルス。そして他臓器への転移。

結局、胃の全摘。予後は悪く飲み込み具合が極端に悪く、しょっちゅう喉

につかえ、食事が苦痛になるほど。私たちも症状が分からないから『水と

一緒に飲み込んだら』などと、頓珍漢なアドバイスをしては『そんなこととは

違う』と言わしめさせた。幾ら屈強な男でも食をそがれて、癌と闘えば結末

は見えている。

胃カメラで診てもらえば・・・・と誰もが思うがそれよりも精度が低いと考えら

れているバリウムが決め手になることもある。それだけ、この癌は発見し難

いものだった。

 


炭焼き2日目

2012年02月09日 20時21分15秒 | 日記

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今日の一日

 

朝一で炭窯に出かけてみる。

どなたか、もっと早くに出かけ薪を追加された人がおられたが、それも燃え

尽きようとしていた。Good timing

昨夜もよく冷えたから、釜の温度はどうかと測ってみると70℃弱に上がって

いたし、煙の出方も勢いよく順調な様子。明日には炭木に点火の予定だか

ら、あと10℃くらいの温度アップが必要。

本日で、何日目になるのか・・・ミニ箪笥つくり

大分、頑張ったのにミス続きと要根気に負けそう。

 

                    

昨日より温度アップ   勢いを増した煙          苦戦中のミニ茶箪笥

 

 

『食道は便利な管?

私は手術を受けた方なので、患部の摘出物を直接は見ていない。妻と娘は

先生の説明つきでじっくりと観察したらしい。後刻、パソコンに保存してある

写真は見せてもらったが、何とも言われない哀れなもので、食道と胃が開き

になってピンで押さえられた標本だった。妻の話では全長15cmから20cm

らい、幅は3cmくらいだったらしい。

見た目に、如何にもこれは癌という風でもなく、ただのちいさなホルモン。

食道は小さなパイプだが、食べ物を胃に送り込むだけのことをしているの

に、このご仁がだだをこねると大変なことになる。

ネット耳で得た話だが、半分くらい塞がると食べ物は通り難くなるとか。そ

の兆候に気付いた時は、もう癌が成長してしまっている。

食べたものが少々、大きくてもじんわりと送ってくれる。日頃から有難さを

感じることはないが、大切な便利な臓器のひとつ。

がんの原因となる、御三家は煙草、酒、刺激物、ご注意あれ。

 


人間ドックは?

2012年02月08日 21時22分45秒 | 日記

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今日の一日

 

昨夜は深々と雪が降っていたらしい。朝は、またまた一面の白い雪。

炭窯は昨日,点火し窯の中の温度を上げるために薪を焚き続けている。炭

木に火をつけて燃やすのは10日ごろが目安だから未だゆっくりと薪を焚け

ばいいとのことだ。

家から炭窯まで車で7分くらいの所だが、道中は真っ白、炭小屋も雪を被り

寒々としていた。

 

 釜の様子  雪化粧の炭小屋

 

『人間ドックは?

私の知る『人間ドック』は効果的なものとは、とてもとても言えるようなもので

はなかった。特に、肺に関しては落第点だ。

私の勤めていた会社は35歳になると健康診断から人間ドックに変わり年に

1回受診していた。私が41歳の秋、友人が突然『余命1年の肺がん』と診断

された。

その年の春の人間ドックでは異常なしと診断されていた。子どもは未だ小さ

く、これからのことを考えると我がことのように思え、本当に真剣に『人生とは』

青春時代に考え悩んだように心から離れなかった。

この出来事は、私の人生観を大きく変えていき、自身を取り巻く環境と相まっ

昔から考えていた人生とは違った形になった。

病気は非情で無情だ。友人はそれから一年半ほど後、皆を残して旅立っ

た。それから10年ほどして、同様のことが後輩の身に起こった。何年も人間

ドックを受診していたが、その半年後には『余命・・・・』の診断。

いずれの場合も人間ドックを受け異常なしから半年後には『余命・・・』の宣

告であった。人間ドックの有効期間は1年もないの?、

肺がんはレントゲン写真の診断だから人間ドックといえど、通常の健康診断

変わりないから・・・と言われればそうかもしれないが。

 

私は退職後、暫くは人間ドックを受けていたが止めてしまった。もし続けて

いれば、いつも胃カメラを呑んでいから、ひょっとするともっと初期の食道が

んで済んだかもしれない。

仮に胃カメラを呑んでいても発見されていなかったら、この文面はもっと大

騒ぎ、大げさなものになっているだろう。

 


木炭つくりの写真 partⅠ

2012年02月07日 18時16分49秒 | 日記

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年末に仕込んだ木炭を取り出し、直ぐに次の窯立てに入る。ここの処の寒波

炭の注文が沢山入ったとのこと。それも樫の炭。

木炭を取り出したが、樫炭は僅かで楢炭が主流だった。もう少し樫が多いと

っていたので、皆でがっかり。

続いて窯立てを行い火入れをした。

大体10日くらいに着火、2日ほどで火を回し、3~4日くらい籠めて完成の予

だが、詳細は今後の窯の具合次第。

  

  釜から取り出し適当なサイズにカット

  計量し袋詰め10kg

  次の炭木を釜の奥から詰める   

  炭木の上に枝を詰める

   木を詰め終えたら焚口を作る    

  釜に火を入れる


チョベリバな一日

2012年02月06日 18時36分01秒 | 日記

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ミニの茶箪笥作りを始めたのはいいが、細かい作業なので一気になんてなら

い。一寸とした寸法違いも、物が物だけに誤魔化しも効かずやり直しとな

る。その際、材料の作り直しだから、またやる気が萎えてしまう。おまけに、本

日は昔風に言えば、チョベリバの一日。

作っては、穴あけの位置を間違えたり、とんでもない勘違いなどのオンパレ

ードで、昨日に比べて、ほんの少しだけ進んだ。

もう、あわてず、どっしりと構えてガンバロー。

明日は、炭焼き作業が入ったので、こちらの作業は一時中断。

 

『暇つぶしpartⅡ』

最初の化学治療で入院した時は様子が分からなかったので、妻に頼んで落

DVDを借りてきてもらい聞いていた。桂文珍や枝雀のものを好んだ。

することもないので病院内をウロウロ、まるで徘徊老人みたいに・・・・

ナースステーションの周辺には入院の先輩が残していった作品が沢山飾ら

いた。定番は煙草の箱で作る鶴やら傘などや色紙に俳句や短歌を書

いたものなどなど。

そんな中で、興味を持ったのが『立体の地球儀パズル』

球体のパズルなんて初めてお目にかかった。大きさは15cmくらいの小さなも

のだったが、面白そう、是非ともこれをやってみたいと意欲満々、確かそこ

メーカーの名前があったと思うが、はっきり覚えていない。

退院してから、次に入院した時のためにネットで地球儀パズルを探したら、

見事にhit。時間のかかる30cm大のものを注文。

根を詰めて、肩凝り・腰痛にも負けず悪戦苦闘の結果、出来上がったもの

実用の地球儀として使っている。暇とお金のある方にお勧め。 


ヌートリアに花壇を襲われる

2012年02月05日 19時59分53秒 | 癌のこと

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ヌートリアが自治会の花壇に植えた、葉牡丹を食べてしまうために、電気柵

設置し被害を免れていたが、先日来の雪の為に暫くの間、通電せずにい

た。雪を被ったり葉牡丹などに線が触れると、電流が流れっぱなしになりバ

ッテリーがすぐにあがってしまうからだ。

葉牡丹が雪に埋まっている間はよかったが、昼に雪が溶け葉牡丹が顔を出

した夜にヌートリアお出ましになり、すっかり食い荒らしてしまった。

彼らにも生活があるからな・・・・と諦めたり、腹を立てたり・・・・・

また、通電しておいたが明後日からまた雪とか。

 

 

『これも癌?』

術後一年くらいはあれこれと考えることはなかったが、たとえばちょっとお腹

痛くなったりすると『癌?』なんて思ったりする。喉が痛くなれば喉頭がん、

舌がヒリヒリしたりすると舌癌?てな具合。

本気で思ってるのでないが、これも癌を恐れている証なのだろうか。

私が受けているのは胃・食道関係の癌の検査だけだから、他のものは検査

受けていないことになる。だから、癌に結び付いてもおかしくないが、癌に

かかる前にはそんなことを思いもしなかった。

 


ミニ箪笥の材料加工

2012年02月04日 19時28分28秒 | 癌のこと

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概ね、いい天気だった。たまーに、チラホラと白いものが落ちた程度で、日

も見られた。昨日から開始したミニチュア茶箪笥の材料つくり。

作品は、高さ30cm、幅が24cm、奥行きは僅か7cmと小さいものだから、縦

は僅か8mmほど。これに板をはめ込むために3mmの溝を掘る。

その板を作るのも、機械だけど普通の方法では裂けたり割れたりするから、

心の注意と、やり直しの繰り返しを余儀なくされる。

一日でできる仕事は、ほんのすこーしだけ。

 

『暇つぶし』

術後にこれといって不都合を感じなくなり、その体調に慣れてくると、身体を

したくなるが、病院の中ではすることもない。運動がてら6階から1階に

あるコビニまで階段を歩いて行くのが日課、帰りは屋上まで上がり部屋に

戻る。これとて、直ぐに終わってしまう。

風呂は自分で時間を決めるから、午前に一度、夕方に一度。これとて、1日

長い時間の内では僅か。

入院生活の友は、2000pcsのジグソーパズルに明け暮れ3セット完成したが

薄墨桜は柄が同じようなもののため、ギブアップ。

しかし、この仕事は肩こりのある人には向かないと思う。同じ姿勢で力は要ら

いが何故か結構、肩こりをする。私は肩こりなどしない方だが、腰も肩も痛

くなる。ジグソーパズルの他にはクロスワードパズル、80cmもある戦艦大和、

ンダムのプラモデルも作った。

PCを持ち込みこれも使うが、LANはもう一つ高いランクの個室しかないので

ネットにつなげず不便だった。もし、接続可能だったらもっと充実した入院ラ

ができたと思う。


手術の傷口

2012年02月03日 22時34分27秒 | 癌のこと

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昨晩は雪も峠を越えて降らないものだと思っていたが、深々と約15cmの軽

新雪を落としていた。冷え冷えとした夜だった。

布団から抜け出すのに、決心が要った。

山に出かけると、ふわふわ雪に包まれて冷蔵庫状態、井戸ポンプも凍ってし

まい、きょうは山水を鉄瓶で沸かしてお茶タイム。

何かあらたな作品を・・・・と考えた結果、ミニチュアの茶箪笥をケヤキ材で作

ことにした。ケヤキは堅く、作業はし難いが上手くできれば見栄えはいい。

 

『手術の傷口』

私の手術痕はとてもきれいだ。みぞおちあたりから下に10センチほどと、乳の

下辺りの肋骨の間を横方向に10センチほどの2ヶ所ある。

傷痕は個人差が大きく、ケロイド状、ミミズ腫れなどと呼ばれ見た目の表面的

事だけなら人目を気にしなければいいだけだ。

外側の傷口の状態と内側に関係があるのか否かは分からない。

私は食道と胃の噴門部を摘出した。再度、つなぐ時は食道と胃をくっつける

になる。形状が異なる臓器の接続だから、接続部分は一直線のようには

ならい、つまり凸凹になるのではないかと思う。

傷口のくっつき具合によりできる凸凹と相まって、食べたものが通過するの

凸にひっかかったり凹に落っこちてひっかかったりして、大変なことになる

のではないかと思う。

事実、ほんの小さなものがひっかかり、それが取れるまで数時間かかり、食

を中止するしかないと話を聞いた。何の障害もない人には想像できない

だろ食べ物が咽喉を通過しない苦しみは、上手く説明はできないが独

特のもみたいなものを感じさせる。水を飲めば、直ぐに飲み込めるだろ

うと思わが、そんなことで簡単には開放されない。

 

私の傷口は、よーく見ないと分からないくらいだから、内側も接合部に凸凹

出来にくくなっているのかもしれない。


茶箱の完成

2012年02月02日 19時53分48秒 | 日記

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山小屋の車置場には屋根があるのに、車を置いている間に吹き付けられた

で全体が真っ白になってしまう。夕方ちかくには一段落したものの、温度

が低いため、道路はツルツル状態が続いている。

おそらく明朝は道路凍結で混雑が予想される。

そんな中、ストーブで温々の小屋で茶箱が完成した。

 

   来た道の轍の跡もすぐに消えた

 

『導眠剤について』

寝つきの悪さは天下一品。自慢できるほど悪い。だから、晩酌は寝酒がわ

りになり、眠くなるまで飲んでいたから、その頃、寝つきは抜群だった。

禁酒は、寝つきの悪さを呼び起こすのではと心配していた。案の定、酒を

止めた途端、その復活とあいなった。

術前の化学治療で入院していた時は、先述のようにトイレ行きで寝てる暇

がない状態だったから、気にも苦にもならなかった。

術後、日が経つに従い眠たくなる時間に変化が現われ、夕方が一番ピー

クになったが、寝る訳にもいかず頑張っていた。

消灯時刻がきてもPCTVを観ていたので大体10時過ぎがおやすみタイ

だったが、眠れない、寝つきの悪さの再燃だ。いくら起きていても、眠く

った時に寝ればいいのだから、無理して定刻に寝なくてもいいのに。

だが、退院してからも睡眠、起床は今までような時間帯で生活したかった

からその努力をしていた。

先生に相談したら、導眠剤を手配しておきますと言うことで、それを飲み

始めたものの、余り効き目がない。別の薬にしてもらったら、寝つきはいい

が深い睡眠には結びつかず思うような結果は得られなかった。

こんな薬に頼っていくのは良くないと悟り止めてしまった。そうこうする内

に、寝つきの悪さは気にならなくなり、深い眠りがなくても昼に眠気がある

訳ではないので、気にしないようにしている。

薬で寝るなんて、やっぱり身体によくないのかな?

 


臓器提供について

2012年02月01日 21時18分25秒 | 日記

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全国的には、冬将軍の大暴れで様々な被害が報道されているが、当地はこ

といった被害もなく過ごせた。

ストーブで暖を取りながら、茶箱の小物造り、前ふたの加工などに精をだし

た。工程の大方を終えたので、先が見えてきた。

 

  小物の加工も終え形ができてきた

 

『臓器提供について』

私は、臓器提供に賛成である。手術前の検査漬けで通院していた時に、過

にも何回か貰ったことのあるドナーカードを手にした。

その時は、自分の臓器が本当に役に立つのか怪しい状態だったので、カー

への意思表示をしたかどうか覚えていなかった。

脳死は親族にとっては『生』と同じ感覚、これは間違いなくそう思えるだろう。

色は病状で色々だろうが、体温を感じられることが決定的だ。

脳死から生還した人の話を聞きたいが、私の感覚では手術時の麻酔がか

た時と同じで、記憶も・夢もない眠り状態ではないかと思う。『無』の世

界。TVで臓器提供の番組を観ながら『脳死と診断されたら、臓器提供をす

るように』と話をすると『ドナーカードを作っていた』と聞かされた。

癌になり、すっかりと健康に戻った身体、私が天にお返しすることになれば、

迷うことなく、病気で困っておられる方のお役に立ちたい。

 


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