食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『回想旅行記、イスタンブール着』

2014年04月03日 17時56分37秒 | 旅行

半島に渡り今度は東の方向に走りイスタンブールはシルケジが目的地、ここはオリエンタルエキスプレスの始発駅、かの有名なアガ

サクリスティーの『オリエンタル急行の殺人』にも登場する。

有名な駅だからさぞかし賑やかで混雑していると思っていたら、ここでも人は疎らでイメージ余りにも違い過ぎて拍子抜けする。

駅にあるレストランは1950年代から1960年代にかけてジャーナリスト、作家そして他のメディア出身の著名な人々の待ち合わせ場所

となった。このレストランは「Orient Express」と呼ばれ、旅行者の間では人気のスポットとなっており、私たちもここで夕食を摂る。

レストランの中はアガサクリスティーの写真や古い写真が飾られている他は、わりと質素だった。食事にしても格別・・・・ということもな

かった。食事後、駅構内の始発場所を示す小さなモニュメントに立ち寄り、記念写真を撮るのはポピュラーなことのようだった。

シルケジ駅はとても有名な所で色々な国からの観光客も沢山いるだろうとばかり思っていたのに余りにも静かで、しかも観光客らしい

人影は私たちだけ。しかも始発場所で写真を撮っているのも私たち日本人だけ、ひょっとしてシルケジ駅は日本人だけに有名なんて

ことないだろうが・・・・

長いようで足早のトルコ横断観光も今晩が最後の宿泊、ホテルの周りをぶらり歩きでも出来ればと期待した。食事を摂りホテルに着く

と、周りは住宅地のような所でしかも時間的に遅くなり、帰り支度もあるからブラリ歩きどころではなくなった。

明日の今頃は既に機上の人。

                                         海峡を渡った後に立ち寄った土産物屋、TL/EURO/US$が使えた

                           畑ばかりの景色から家のかたまりが見え始めた

                  シルケジ駅構内、歩いているのは日本人ツアー客

                          撮影者は日本人ツアー客

                        レストラン 『オリエント・エキスプレス』


『中国電力の挑戦』

2014年04月03日 17時55分55秒 | 日記

原発絡みで私の舌鋒は電力会社批判一色に染まっていたが、ここにきて中国電力からの発表は私にとってウェルカ

ムのものだ。一つは当初の設計仕様であったはずの原発耐用年数40年は踏襲すべきではないかとしている点、最

終的な決定ではないが、ごく当たり前のことなのに『後出しジャンケン』のように、とって付けたような屁理屈で、

耐用年数が延ばされていいはずはない。

40年になる1号機の廃炉を検討するとした案件は、他の電力会社から小さな声しか聞こえず、今なお稼働年数延

長にしがみ付く姿しか目に入ってこないから、中国電力がイニシアチブをとって推進して欲しい。

もう一つは、離島に於ける安定した電気確保のためのディーゼル発電から新たな蓄電設備を使う取り組みだ。以前

から再生可能エネルギーの検討をされていたが離島はその変動が大きい為に具体化には到らなかった経緯がある。

今回は異なるタイプの蓄電池を使ったハイブリッド蓄電池システムと再生可能エネルギーの組み合わせによる安

定供給の実現を目指す。何が何でも原発に依存する体質は消費者からは支持されない。(原発反対がやや過半数と

いうことから)

原発以外にもこうした可能性を追求していく姿勢こそが大切ではなかろうか。燃料コスト、発電効率の良さばかり

に気を取られ、人間の英知では制御できない危険性を孕(はら)んでいることは東電が証明している。

人は何かを得るために何かを失うとしたら、自分で責任のとれるものだけを失うべきで、他人の生活や幸せを失わ

せることは犯罪である。原発再稼働に前のめりになっている政府と経済界にはいつもながら失望ばかりだが、中国

電力の姿勢が本物であってくれることを切に願うばかり。


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