食道がんと闘う自然爺の活動

自然の中での暮らしに憧れ、自作の山小屋を起点に自然と戯れていたが、平成21年10月、食道・胃がんが見つかり手術。

『雑想考、原発ゼロの日々』

2013年09月24日 17時25分10秒 | その他

国内で唯一稼働していた大飯原発4号機が定期点検のため14日から停止して以来、

原発ゼロの状態になった。しかし、壊れたままで未だに人間によるアンダーコントロー

ルとは言えない原発が4つもあり、いつ何が起こるのか予断を許さないと言うのが正し

いのではなかろうか。東電福島原発は別格として、大震災以降停止しているそれまで

正常だった50基近い原発は稼働していないだけで、冷却機能に異常を生じたら福島

同様に制御し切れないことになる可能性がある。

こうした表現をする時、あの人を小馬鹿にしたような物言いをする電力会社は『可能性

を否定できない』と否定の否定をして分かり難くして誤魔化す習性を持っており、これか

らもそれは人並みのようにはならないだろう。原発稼働ゼロではあるが、核燃料が装填、

保管されているだけで福島とそれ以外の原発の危険性には変わりないことを、よく知っ

ておくべきだ。私のところも原発から20Km圏域にあるから、余りにも杜撰な論理で原発

の安全性を語るから、国にしろ、経済界にしろ、都会地で節電に非協力的な人たちに

五月蠅く物申す。この地を追われてから『島根から原発をなくせ』なんてナンセンスなこ

とを叫ぶような道を選択すべきではない。電気が更に必要という都市部があれば、近く

の海に国とやらが保証する安全な原発を幾つでもお作りなさい。

原発稼働ゼロが現実の今、将来を含めたエネルギー政策を再考する機会でもあるの

に、政府はその素振りさえみせていない。原発に前のめりになったり、少し引いてみた

り、そのスタンスすら明確ではない。自民党は民主党のずっこけで復権しただけのこと

だけなのに、信頼回復できたと勘違いしその上、先祖返りまでして原発にしがみつく事

だけは願い下げだ。


『制水』

2013年09月24日 17時24分10秒 | その他

丁度1週間過ぎ桂川の周辺は仮の復興を果たした所から店開きし観光客を迎え入れ

る映像が流されていた。今の川床はあの濁流と比較できないほど静かに優雅な流れ

と渡月橋がよく似合う京都の姿だ。

近年の雨はゲリラ豪雨と呼ばれる限定された狭い地域に降るものと、川の上流に集中

した豪雨で下流も水かさが増して堤防決壊によるものなど、被害の形態も様々だ。私

たちが子供の頃、台風が来て大雨に見舞われると必ず、決まった場所がひざ付近まで

の洪水になっても毎度のことだから、子供の私たちでさえ慌てず騒がず平然としていた

ものだ。当時から行政はそうした被害が起きないように、それなりの対策を取り続けてき

たと思う。だから成長と共に洪水の経験は無くなっていった。これは市内のことだから分

かり易いが、もっと僻地だったら災害予防のための工事も後回しにされてきたに違いな

い。日本全土でみれば昔から災害に強い工事や復旧を繰り返してきたが、先進国にな

った今でも制水を果たすことはできないでいる。

原因は温暖化にあると言われている。ある程度の温暖化なら人の手で制水を果たす可

能性はあろうが、度を越すと人の力は自然に対し無力であることを知らなければならな

い。これから台風シーズン、『自分の命を守る・・・』の文言を聞かされることになるだろう

から、心して準備すべし。


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