半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

受験生へのメッセージ 「作業と学習の違い」について

2007年10月18日 | 行政書士試験
 先週の日曜日の夜、来年高校受験を控えた息子が通う塾で主催する「入試対策説明会」に出席しました。
 会場には4つの中学の在校生とその親、およそ200名以上が出席し、真剣に講師の先生方のお話に聞き入っていました。
 講師の先生から、現在の長野県の公立、私立高校の入試制度及びその対策など詳細に解説がありましたが、約30年前の牧歌的な私自身の入試との違いにいろいろと感じるところがありました。

 さて、講師の先生のお話の中で、大変興味深いものがありました。それは「作業と学習の違い」について。これは私自身も司法試験受験生であったため、ある意味自分自身を振り返り反省すべきだったと感じたことでもありました。時代が変わっても変わらない普遍的な内容です。
 来月11日に行政書士試験がありますが、人生をかけて勝負に臨む方もいらっしゃるでしょうから、何か参考になればと思い紹介します。

 通常、私たちは受験勉強であれ、授業を受けることであれ、宿題や予習・復習をするであれ、「勉強」と称してある一定の時間を割きます。2時間以上も「勉強」すればヘトヘトになり「あ~っ、今日は勉強したぞ」という気持ちになりますが、それが結果(合格、成績向上)に結び付かないことが多いのではないでしょうか。

 講師の先生曰く「勉強」は「作業と学習」に分けられる。
 ここでいう「作業」というのは、授業を受けたり、ノートを作る(箇条書き、表など)、問題集を解く(1回目)などで、いわば学習をするための下準備である。しかし作業を行わなければ学習へは進めない。この「作業」は、できるだけ時間をかけないで済ませることがポイントであると。
 他方「学習」とは暗記することやできなかった問題の解答解説を理解すること、問題集の2回目以降の取り組みやおさらいなどをいい、成果に直結する「知らなかったことを覚える」「できなかったことをできるようにする」こと、得点を挙げるためにはこれを沢山しなければならないこと。この「学習」こそが正に戦いであり、ここが差を生むところであり、「やり方を常に工夫すること」と「こだわりを持ち、完成度を高めること」がポイントであると。

 このお話はあらゆる受験生に大変重要なことを示唆しているように思います。私たちはどれだけ「作業」と「学習」の違いを意識して勉強ができているでしょうか。「作業」をすることは充実感もあり、ある意味楽なことなので、多くの時間を費やしがちですが、それだけで満足していませんか?
 以前にもこのブログで書きましたが「脳ミソに汗をかく」ことは、「作業」では得られないで、正に「学習」こそが「脳ミソに汗をかく」ことであり、それこそが勝負の分かれ目であることを受験生は早く気づき修正することが肝要であります。

 受験生のみなさんの健闘を祈ります。






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