半ぐれ行政書士の徒然日記-Ⅱ

信州は小諸の半ぐれ行政書士
仕事のこと、地域のこと、様々な出来事を徒然なるままに書き記します

行政書士試験の合格発表

2006年01月19日 | 行政書士試験
 今日、平成17年度行政書士試験の合格発表がありました((財)行政書士試験研究センター)。受験生の皆さん、結果はいかがだったでしょうか?
 合格率は、全国平均で2.62%と行政書士試験史上最低の合格率だったようです(合格者が1人しか出なかった県が2県ありました。)単純に合格率だけをみればここ数年の司法試験の合格率より低いことになります。
 100人が受験して2人しか合格できない試験というのはかなり異常なことです。逆に言えば国は行政書士となるべき者に対してかなり高いレベルを期待しているということでしょうか。

 首尾よく合格された皆さん、おめでとうございます。難関を突破されたことに自信をもって、是非行政書士となって我々と一緒に仕事をしましょう。試験勉強と違い、実務では個々の真の能力が問われ、難しい反面、遣り甲斐もあります。待っています。

 不合格であった皆さん、真摯に今回の結果を受けとめてください(私は“運悪く不合格”などという表現は使いません。)。そのためには敗因分析(私の司法試験時代には『総括』という表現でした。)を徹底して行ってください。そしてその分析をもとに、今後どうしたら合格できるのか、どう勉強に反映させるのかプランをたて、実行してください。
 この『総括』を疎かにすると次のステップにいくことが難しくなり、また一から始めることになります(一から始められれば良いのですが、変なクセなどがついている場合は、マイナススタートになりかねません。)。するといつまでたっても“不合格スパイラル”から抜け出すことができません。特に18年度は試験教科が大きく変更されはしますが、合格するためにはやはり今回の『総括』をしっかりやらねければ“次”にいくことはできないと思います。苦しくても必ず実行してください。
 18年度には是非難関を突破され、笑顔で合格発表を迎えられるよう心から応援しています。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (パット)
2006-01-19 18:37:57
これほど合格率に差があると過去の高い時期に受かった人と、近年の低い時期に受かった人と同レベルで扱われることはおかしな話ですね。



昔は一ヶ月勉強すれば受かるレベルだったと聞きました。

反論はあると思いますが。



不公平な資格に成り下がった気がします。
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Unknown (半ぐれ)
2006-01-19 22:06:01
パットさんのおっしゃることも一理あるかと思います。

確かに平成12年頃から毎年の合格率をみてみると極端に高かったり、低かったりと安定しておらず、受験生にとっては大変だと思います(長野県でもかつて8名しか合格できない年がありました。)。



ただし、「不公平な資格に成り下がった」とは思いません。

現在開業している行政書士の立場から言わせてもらえば、現場で仕事をしていて行政書士に要求されるレベルは年々確実にあがってきていることは感じています。その意味では1ヶ月程度の準備で合格できる試験でなくなったことだけは確かのようです。



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