「縦横無尽」 フローレ21社長のコラム

花の仲卸フローレ21社長小池潔がつれづれに語ります 快調に更新中

原油先物市場

2008-01-05 10:53:32 | Weblog
昨日のニュースでニューヨーク市場で原油が1バーレル100ドルを越したと報じられた、さまざまな理由があるらしい、ドル安、サブプライムローン、中東の政情不安、中国など発展途上国の原油需要の拡大。
だが一番の要因は投機マネーの暗礁です、穀物相場を押し上げている要因の一つも投機マネーが大きくかかわっていると言われています。
マルクスもケインズもきっと予期していなかった「投機マネー」、資本は労働者を雇用してものを作るためにお金を使うものとされてきた。
お金そのものを商品にして、通貨の取引や株、債権の取引で巨大な資金を作り、実体をはるかに上回る規模で市場が膨らみ続けています。
この市場は決してまともな市場でなく、資本そのものが利益を求めて動き回っている、そこに何の規制も無く、市場だけに委ねる事が諸悪の根源に成っている。
原油高と穀物高、ほとんどを海外に依存している日本ではことのほか重要なことです。
原油と穀物を投機の対象としたのは僅か数十年前です、投機マネーは今や、世界の輸出入の総量の132倍にも膨れ上がっていると言われてます。

ヘッジファンドの投機マネーをこのまま放置していいのか?と言うことが先のサミットでも話しあわれました、「国際社会が協調して投機マネーを規制すべきだとドイツが主張しました、この主張に日本と米国が揃って反対を唱えてん議題にもならなかったと報じられた。
今回のヘッジファンドの経済活動は原油と穀物の高騰を呼び、ヘッジファンドは莫大な利益を得ましたがそのつけは生活必需品ヤ食料品の高騰というかたちで私たちが負担をしていることをよく考えてみることが大切だと思います。