女装子愛好クラブ

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七色をさがして~自分は男じゃない 読売新聞京都府版

2020年11月30日 | 女装関係のニュース&事件
読売新聞京都府版に「七色をさがして」というLGBTをテーマとした特集記事があります。
11月17日は、男性として生まれ、女性として生きる岩本弥生さんを取材しています。

「自分は男じゃない」

女性としての人生決意
 股がスースーする感覚に初めて心が満たされた。小学6年、幼なじみの女の子に借りたスカートが腰の周りでひらめいていた。

 ままごとでお父さんの役が嫌い、男の子と手をつなぎたい――。積み重ねてきた性への違和感が、実感を伴い性自認につながった。男性として生まれ、女性として生きる岩本弥生さん(52)(右京区)が「自分は男じゃないんだ」と確信した瞬間だった。

 鏡に映る姿を女性のイメージに近づけたくて、髪の毛を無性に伸ばしたくなった。それでも、女装はあくまで「おちゃらけキャラ」として。友達に自分の心の性までは明かせなかった。

 中学2年、初めて女装して外へ出てみた。赤いミニスカートに角刈り頭。ちぐはぐだったが、着たい服を着て歩いてみると、周りの視線は気にならなかった。勢いに任せ、京都駅から夜の列車に飛び乗った。

 このまま女の子でいられたら。「もう一駅」と思ううちに終着駅に。運賃を支払えず、警察に保護された。駆けつけた父親に、スカート姿を初めて見られた。

 「必要なら、性別適合手術をしたらいい。やるんなら、徹底的にやりや」。叱責しっせきされるかと身構えたが、帰りの車で聞いた言葉は心の支えになった。

 以来、家族の前では自分の性を隠さなくなった。髪の毛を肩まで伸ばし、高校に入るとアルバイトして女性服を買い、雑誌を見て化粧も練習した。それでも「社会では許されない」と思い、「女」でいるのは自宅だけ。もう一度、外へ出る勇気は持てなかった。

 心が女なんて思い込みじゃないか。葛藤が膨らみ、高校1年の時には告白して「ガールフレンド」を作ったが、手をつなぐこともできず、関係は続かなかった。

 ある日、テレビのバラエティー番組で、トランスジェンダーの男性が「ミスターレディー」として紹介されていた。唇に紅をさし、きらびやかな衣装で着飾っていた。「女として生きられる世界があるんだ……」

 地元の高校を卒業後、ゲイの街として知られる東京・新宿2丁目で働くことを夢見て家を出た。親には言わなかった。20歳。ネオンが照らす夜の街で「女性」としての人生を歩み始める。

◇ 性的マイノリティー(LGBT)のカップルを公認する京都市の「パートナーシップ宣誓制度」が9月から始まるなど府内でもLGBTへの公的な支援や理解が広がりつつある。多様性社会の岐路にある世の中で、当事者たちがどのように生きているのかを見つめた。


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