旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

ハロー、ジーニアス

2011-05-06 09:00:00 | 
作者は優木カズヒロ。電撃文庫から出ている奴。

怪我が原因で特待生で入学した陸上部を止め、高校もやめようかという主人公の下に、
天才女子高生が科学部に入れと勧誘をかけてきて。
という、ボーイ・ミーツ・天才少女なお話。

天才少女と凡人主人公というと、以前読んだ「神様のパズル」とかが、思い出されますが。
あと、天才というと、森博嗣の真賀田さんとか。

で、まぁ、そんなこんななんですが、とりあえずの感想は割合と普通だった、という。
失礼ながら、ヒロインの天才少女、八葉さんが、言うほどジーニアスというか、
天才には描かれておらず、割合普通の女子である。
設定上、天才である由縁の特化領域に目覚めていないって言うのもあるんでしょうが、
言動や、節々の行動にいたっても、割合普通の代わっている女の子然としていて、
天才な感じはあまり受けない。

また、主人公も、陸上部の元エースで怪我で腐っているとはいえ、
某綿さんと違って、方向性がしっかりしていて、そういう意味でも極めて普通である。

で、ボーイミーツガールかと思ったら、終盤では何故か男と男のライバル関係という、
普通のBL小説みたいになっていたりで、あれれ?な感じ。

ヒロインの八葉さんが風邪ひいたり、一目惚れしたりとか、普通すぎて。
個人的に天才というと、真賀田博士くらいとんがっていてほしい。

いや、最終的には、割合普通に落ち着いたので、まぁ、総合して普通。と。
それにしても、今回も舞台が「学園都市」とか、流行ってるんですかね、
その手の巨大学園というか、なんかそんな感じなの。正直、微妙というかなんと言うか。

主人公も、部活やめて学校やめて、って作中で言っている割に、
その後実家に帰るのか、とか、帰れるのかとか。
学園都市に住んでいて自活しているのに、その辺りの言及がなさすぎたり、
正直どうなんだとか思ったりもしないでもないんですが。
続刊に続くような要素もいっぱいあったりで、まぁ、気が向いたら続きも読んでみたいかも、
とそんな感じでした。