旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

リツコデイズ」・Prism Heats

2008-05-11 02:47:53 | 同人
リツコデイズ」

サークル「ロクデナシ工房」のKAZU3さんの本。
2年ほど続いていたリツコデイズシリーズの最終巻だそうです。

リツコデイズを偶然イベントで見かけて一目惚れして以来、ずっとシリーズを楽しみにしていたので、
今回どういう風に終わるのか、楽しみにしつつ、終わることを残念に思いつつ読みました。

素晴らしかったです。
本当に、どういう風に引退コンサートの流れをやるのか?とか、そういうことを考えていたんですが、そうではなくて。
終わらさない事で、「リツコデイズ」というシリーズを終わらせたというか。
いや、詳細を言おうとすると全部ネタばれになるから言えないんですけど。
とりあえず、一番の見所はKAZU3さんの病んだ律子です。
あぁ、もう素晴らしいなぁ。




Prism Heats

アイドルマスターの小説アンソロジー本の第2弾。
これも第2弾が出ると聞いてからずっと楽しみにしていたので。

前回と変わらず、気合の入った新書サイズの本になっていまして。
カバーを取ったら律子とやよいのお勉強風景も相変わらず。

アンソロだけあって、執筆者も挿絵の方々も驚くほどに豪華絢爛です。
んで、中には10編のSSが。
ちゃんと確認してないですが、多分1編1キャラずつメインのキャラがいるはず。はず。
それぞれ個性があっておいしい話が多すぎてあれですが、いくつか短い感想。


亜美真美メインのお話で、着眼点というか、二人の立場微妙な立場の差を出すのがうまくて、
いっぱいやられたというか。
タイトルが最後になっていい感じに効いてきた「ピーターパン」。
ぶっちゃけ、自分の知る亜美真美話の中ではKAZU3さんの亜美真美話に継いで、いい話かと。

真が引退する時の様子を克明といって良いほど丁寧に書かれた「Graduation」。
Pがほとんどまったく出張ってこず、さらにストーリーテラーの1人称のキャラもほとんど出張らない代わりに、
真と真一の関係が書かれていて綺麗に終わるのが素敵。

コミカルに書かれていつつ、TOP×TOPを落とすときの話を展開。
重いところにいくのかと思いつつ、最後は伊織が可愛らしく落とすのが、
短い中できちんとまとまっていて良いですね、「伊織様の不機嫌な日常」。
どうでもいいですけど、T2を落とす悪夢ってPは一度は通る大きな挫折ですよね。
あれやると、実際すごい凹む。

千早がさよならコンサートをする、それを決意するまでを書いた「道の終わり」。
コンサートまででなく、それを決意するまで。
Pとの信頼を築いてきた中で、システム上とも言える引退をキャラが折り合いをつけるのを、書かれていて。
あえて明確にされていないところがありながら、Pとの信頼関係を再確認というか。
終わりに向かっていこうとするのが書かれていて素敵でした。

やよいおりは正義!
それだけで事足りる。
ナガタニさんの素敵絵がブースターとなって破壊力は倍率ドン!さらに倍!
ていうか、これ、最初の1ページがずるい。
なんであそこだけレイアウト違うんですが、思いっきり釣られました、な素敵微百合風味「妹じゃあるまいし」。


などなど、素敵なSSがたくさんでした。
いや、第1弾に続いて第2弾もさすがのクオリティでした。

さ、3弾とか、ないのかな……?
正直、ずっとずっと応援してたいんですが。