旧(アイマスな)駄目人間の溜り場

(アイマスにはまってる)駄目人間の駄目な毎日。の跡地。

アミマミジャンケン・SCARLET MADONNA

2008-05-07 12:23:32 | 同人
アミマミジャンケン

MBFで入手した素敵同人誌をいくつか。

作者はサークル「金魚のシボリカス」のナガタニさん。 ナガタニさんいつもの素敵パラパラ漫画同人誌、亜美真美編です。
この漫画、初出は去年くらいのオンリーだったはずです、が、それが今回入手できたことに大きな意味が。

一番最初に出たとき、このアミマミジャンケンはアフターイベントの賞品だったのです。
で、題名のとおり、じゃんけん大会の勝者5名にのみ手に入る希少品だったからです。

えー、そもそもナガタニさんの作られる素敵パラパラ漫画同人誌は、コピー誌であり、
パラパラ漫画で枚数が膨大であるがゆ故に、どうしてもイベントに用意できる数が少なく、頒布数が少なかったからです。
ので、アミマミジャンケンもその5部しか用意できなかったからこその賞品だったわけで。

それがこの度、オフセット化に成功されたようで。
自分もようやく入手することができたのでした。
いやぁ、うれしい。
前のじゃんけん大会のときは最初の1回目で負けて涙を呑んでいたので……。

で、今まで見本でしか見れなかったのをまじまじと見れて大満足です。
二人の気合が入りすぎてる、じゃんけんの動きとか、息を呑む細かいモーションがすごいです。
アップになって3枚で消失するPも素敵。
そのときのツインシュートの動きのすばらしいこと!
どことなく、デジモンのウォーゲームとか、細田さんのアニメーションの動きみたいな匂いがしたりしなかったり……。

オフセになって、頒布数も増えて自分も買えたり、裁断が綺麗になっていたりすることに感動を覚えつつも、
コピー誌だったころの中にあった業務用のホッチキスを思い出して少し寂しくなる、そんな素敵本でした。




SCARLET MADONNA

サークル「Laugh sketch」の波多緒利樹さんの本。サイト

今回は伊織がどちらかというか、メインというか。
いつもの面子で伊織がドーム公演することになったよ、というお話。
ライブ前でばたばたする事務所。残念ながらあおりを受けて放置気味な律子。
直前になってやはり緊張する伊織。
満員のドームを見て、それぞれ思うものが残る律子、真、春香。
そして……。
という流れ。

毎度のことですが、波多緒さんの描かれるアイマスキャラたちの関係性が素晴しすぎる。
御本人も本の中やサイトで言及されていますが、キャラクターたちを安易にただの友達、という関係性で描くのではなく、
(それが悪いというわけではないのですが)
あくまで同じ事務所に所属している同僚。
もしくは、同じ業界に身をおく仲間、
一緒にユニットを組む戦友、
共に蹴落とし合うライバル、
そういう距離感をもった描き方がすごくいい。
友達というには若干遠くて、それでもお互いにしっかり刺激は受けるというか。

ある意味アーケードの緊張感とか殺伐さをとてもよく表されているような。
L4Uみたいな、失礼ながらゆるいだけのユートピアとは一線を画す現実味、みたいな。
良くも悪くも、しっかりした描かれ方がとてもよいです。
なんというか、波多緒さんのアイマスという世界の解釈の仕方が、いいです。

今回の律子にしても、放置されたことを怒ったり、嫉妬したり、僻んだりするんじゃなくて、
伊織と自分との差を改めて認識して、次に生かそうとする。
そういう感じ。

あと、中にある絵であんなはしたない酷い律子を描けるというギャップがまたすごいんですが。

これで知ったのですが、Bランクドーム失敗だと、律子って自分がかわいいってこと肯定するってホントですか。
ちょ、確認してぇ。ユニット立ち上げようかな……。

そんな本でした。
次回は律子EDの話を出すそうで。
律子本の中では、比較的よくある話だからこそ、作者さんの律子の捉え方に期待です。