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検証 キノコ新図鑑

2017年08月15日 | きのこ情報
検証 キノコ新図鑑
城川四郎(著) ・神奈川キノコの会(編) (2017年5月28日)

※佐野書店ブログの紹介文から

 本書は、神奈川キノコの会前会長の城川四郎氏が会報「くさびら」に連載した「今シーズン印象に残ったキノコたち」から221種を選び作成された。内訳は担子菌類198種、子嚢菌類23種。一般のきのこ図鑑には紹介されていない種や、問題があると著者が考えた種が中心。そのため和名には仮称や新称が多数。また学名がspで終わっているものも多い。
 解説文は、「肉眼形質」、「顕微鏡形質」、「分布・生態」、それに類似種との違いや著者の意見、参考にした文献番号を記した「メモ」などからなる。
 図版は、きのこ全体をとらえた標本写真、特徴とらえた部分写真、さらに著者手書きの各シスチジア・担子器・胞子・傘表皮などの顕微鏡図からなり、同定に非常に役立つ。
 多数の外国文献を含む参考文献は、番号を振られ巻末にリスト化されるとともに、種の解説のメモ欄にその番号が書かれ、参照が容易なるよう工夫されている。
 資料となった標本の多くは、「平塚市博物館」と「神奈川県立生命の星・地球博物館」に収蔵されており、検証が担保されている。
 現行のきのこ図版には載っていない種や、日本での未記載種が多く含まれており、きのこに関心のある方々には必携の図鑑。

※管理人から

 頻繁に見かけるのに名前がついていないきのこはたくさんあります.
 そうした不満を持った人の拠り所が「青木図鑑」になっています.
 この図鑑は,その青木図鑑に代わる図鑑を皆さん作っていきましょうという提案に見えます.
 きのこの同定を専門にしていない私でも,若干気になる解説もありますが,やはり手元においておきたい図鑑です.

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