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きのこ花火玉

2005年10月05日 | きのこ ゼミ 情報メール
◆がんばれ新潟! これがウワサの「きのこ花火玉」
           Exite Bit コネタ 2005年08月18日
 http://www.excite.co.jp/News/bit/00091124260870.html

 花火といえば、新潟長岡。明治24年に日本で初めて三尺玉を打ち上げた歴史と伝統のある花火の街である。そんな長岡で先月花火をモチーフにしたユニークなお土産が登場した。花火玉からキノコが生えるキノコ栽培キット「きのこ花火玉」である。

 本物の打ち上げ花火に使われるクラフト紙製の玉の中に、火薬ではなく、おがくずや米ぬかの培地を詰め、黄色のタモギタケの種菌を植えたもの。花火玉を3分ほど水につけて付属の袋をかけておくと、気温が28~30度なら早くて3日でキノコが発生するのだという。

 この「きのこ花火玉」を開発したのは、長岡市のキノコ菌メーカーの(有)農林菌類。広報担当の沢中さんにお話を聞いた。

 長岡は、昨年の中越地震で大きな被害を受けた場所。農林菌類でも、工場は壊滅状態で、他のメーカーも多くが被害を受けキノコ業界は大ダメージを受けてしまったそうである。そんな中、思いついたのが花火。
長岡では、昔から厄払いや健康祈願という意味をこめた花火を打ち上げていたのだという。これにヒントを得て『がんばれ新潟』の願いを玉に込めて新しいキノコ製品、「きのこ花火玉」を作り上げたそうだ。

 育ったキノコは、食用にできるのはもちろんのこと、観賞用としても楽しめる。水を与えてから、しばらくの間はどこからキノコが生えてくるのかをチェックする必要があるとのことだが、決まったところからではなく上下左右、花火玉のどこから生えてくるかはわからないというのも育てがいがあるではないか。

 一度収穫しても3、4日すればまたニョキニョキと生えてくるそうで、うまく育てれば5回は収穫できるとのこと。一度に収穫すると次に生えてくるキノコは徐序に小ぶりになるので、最初に大きく育てすぎないことが栽培のコツなのだそうだ。
「きのこ花火玉」は、直径約11センチの4号玉で一つ1500円。JR長岡駅、県内の観光地、高速道路のサービスエリアなどで販売されている。

 ちなみに、「きのこ花火玉」は、直径約30センチの尺玉も作ったそうで、こちらの方はちょっと大きすぎて、お土産には向かないと4号玉のみの販売になってしまったと沢中さん。「きのこ花火玉」の種菌もヒラタケ、ナメコなどを現在開発中だそうで、少しづつキノコの種類も増やしていく予定とか。

 夜空を彩る花火のように「きのこ花火玉」もどーんとうちあがって欲しいものです。(こや)

(有)農林菌類
電話 0258-92-6550