きのこ ゼミ ブログ

きのこ ゼミ の情報を掲載しています

中国の食中毒

2008年03月13日 | きのこ ゼミ 情報メール
◆中国の昨年の食中毒死258人

中国の通信社、中国新聞社電によると、中国衛生省は3日、昨年1年間で食中毒事件が全国で506件発生、1万3280人が食中毒となり、258人が死亡したと発表した。

このうち、毒キノコによる中毒は88件で113人が死亡。統計は、同省の疾病予防コントロールセンターが直接報告を受けた件数としており、実数はさらに多いとみられる。

http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp1-20080303-330879.html

ホクト株

2008年03月13日 | きのこ ゼミ 情報メール
◆ホクト株が反発、2月売上高が計画を上回る-中国食品問題で国産志向-
 Bloomberg.com         

3月11日(ブルームバーグ):きのこ大手、ホクトの株価が反発。10日公表の2月の売り上げ状況で、単月売上高が会社計画を3.8%上回ったことが明らかになった。中国産ギョーザによる食中毒事件が問題になってから、消費者が国産きのこを志向する傾向が強まり、ホクトのきのこ製品の単価も安定している。2008年3月通期の業績目標達成を楽観視する買いが入っているようだ。

午前終値は前日比13円(0.7%)高の1784円。午前9時12分ごろに1.2%安となる場面もあったが、午前9時45分ごろにプラス圏に浮上した。

ホクトの2月の売上高は34億2700万円だった。07年10月以降、会社計画通り売上高は順調に推移しているそうで、「単価も当社想定の範囲で動いている」(高藤富夫・専務取締役管理本部長)という。11カ月累計の売上高は338 億円で、通期の単独売上高予想360億円に対する進ちょく率は93.9%となった。

大和総研の守田誠アナリストは、ホクトの収益はきのこ製品の販売単価によって大きく振れることを指摘。「単価が足元で安定しているのは、天候要因で鍋需要が高まったことや、中国産しいたけの輸入量が減り、国産きのこが相対的に売れたことが関係しているようだ」と話す。  
守田氏は、現状の単価が維持できれば会社側の今期業績予想の達成も可能とみており、目標株価2030円と投資判断「アウトパフォーム」を継続している。

大和総研が試算したホクトの09年3月期の1株利益(EPS)は130円。他の食品メーカーに比べてホクトの収益変動率が高いことを勘案しても、「株価収益率(PER)17倍まで評価されるべき。PER13倍台の現状の株価は割安」(守田氏)だと言う。食品メーカーの平均PERは22-23倍。

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&refer=jp_asia&sid=aJelPWXoeuoY


幻の「白王茸」量産化、常陸太田で

2008年03月07日 | きのこ ゼミ 情報メール
◆幻の「白王茸」量産化、常陸太田で
 asahi.com 2008年02月26日

常陸太田市のきのこ製造販売会社「ワイ・フーズ」が、幻といわれる「白王茸(はく・おう・だけ)」の量産化に成功した。栽培が難しく少量しか採れない珍種の白マイタケだったが、2年前から本格生産に入った。高級きのことして首都圏の市場や料理店で好調な売れ行きを見せているという。

 同社の無菌室。女性従業員が、白王茸の菌をプラスチックの瓶に入った培地に植えていた。マスク、帽子、専用衣という格好で黙々と手を動かす様子は医者の手術にそっくりだ。

 「白王茸の菌は雑菌に弱いので、完全防備です」と案内役の山縣好和社長(46)が話す。部屋に入る前には、強い風がシャワーのように注いで体のほこりを落とし、殺菌灯もつける念の入れよう。

 工場には、白王茸を秋の森の環境と似せた温度と湿度で管理する部屋や、芽が出てから一気に生育させる蒸し蒸しした部屋などがある。出荷できるまでに50日間。繊細なきのこで、温度や湿度、風通し、二酸化炭素濃度を何度も微妙に変えてやる必要があるそうだ。農薬や化学肥料は使わない。

 友人が細々と作っていた白王茸の生産設備を受け継いだ山縣社長は、試行錯誤で栽培方法を研究し量産化に成功。2年足らずで、群馬県に第2工場を造るまでになった。小売店では100グラム400円前後。月間約4トンを製造している。今春には城里町に第3工場が完成予定で、現在の1・7倍の生産量を見込む。

 白王茸は、ビタミンB1や体内でビタミンDになる栄養素などを多く含む。大ぶりの貝類のようなこりっとした食感で、きのこ独特のくさみが無い。きのこ嫌いだった山縣社長も、味にほれこみ「これは売れる」と確信、大阪の家業のガス会社を辞め、きのこ栽培の世界に飛び込んだ。

 飛行機のファーストクラスの料理、料亭、百貨店と白王茸は販路を広げる。「高級きのことして着実に売れ行きが伸びている」と山縣社長。作業着姿で、全国各地を営業活動で飛び回っている。

※asahi.comのサイトには写真もあります。
 http://mytown.asahi.com/ibaraki/news.php?k_id=08000350802260001