◆菌神社(くさびらじんじゃ)
http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.html
(11月29日 情報メールにて配信)
クサビラ神
滋賀県草津市の東の郊外に、「菌神社」という社がある。
「菌」は「クサビラ」と読み、茸、つまりキノコを意味する。
祭神は、大戸道命(おおとのじのみこと)と大戸辺命(おおとのべのみこと)の二神である。
古事記の神代七代の五代、意富斗能地神(おおとのじのかみ)と対偶の女神の大斗乃弁神(おおとのべのかみ)のことらしいが、近隣の人々には、俗に「キノコの神社」で通っている。
舒明天皇の630年のころ、このあたりにひどい飢饉があり、人々は餓死寸前の状態に追い込まれた。
このとき、森やその周辺一帯に、それまではなかったキノコが大発生した。
そのキノコは、アシやマコモなどの枯れ草に生じたもので、口にしたところ、食べられるものであることがわかった。
近隣の人々は、このキノコを食べることで、餓死の難から免れることが出来たのである。
このキノコが当社の神域に発生したことから、これを神意の顕れであるとし、その感謝の気持ちをこめて、だれかれとなく「菌神社」と呼ぶようになったといわれる。
ところで「茸」と「菌」とは、同じく「クサビラ」と読めるが、両者は意味が異なる。
前者は、柄のない木耳(きくらげ)のようなものを指し、後者は、柄と笠のある松茸とか椎茸などを指すという。
「むしと菌(くさびら)」(柱碕一著)によれば、滋賀大学の本郷次雄氏の見解では、住民を救った「菌神社」の「くさびら」は、「おそらくヒラタケであろう」と推定している。
「平茸」は、若いときにはシメジに似た半円形のカサをもっている。
もちろん、食用としても栽培されているキノコである。
こうした「菌」を名称と神社は、他にはないようだ。
ただ、奈良県吉野郡十津川村には、「クサビラ」という妖怪が出たという話がある。
またの名を「木の子」という子供の妖怪で「山童(やまわろ)」の一種だという。
おそらく、この「クサビラ」という妖怪は、キノコ(菌)のように、丸くて禿げた頭をしていて、そこから命名されたと思われる。
http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.html
※その他の「菌神社」紹介サイト
http://www.wai2-kansai.com/leisure/shiga128.html
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_around_7109.html
http://www.ne.jp/asahi/shigasyokubutsu/home/kaiinnohiroba/kaiin-nishimura.htm
http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.html
(11月29日 情報メールにて配信)
クサビラ神
滋賀県草津市の東の郊外に、「菌神社」という社がある。
「菌」は「クサビラ」と読み、茸、つまりキノコを意味する。
祭神は、大戸道命(おおとのじのみこと)と大戸辺命(おおとのべのみこと)の二神である。
古事記の神代七代の五代、意富斗能地神(おおとのじのかみ)と対偶の女神の大斗乃弁神(おおとのべのかみ)のことらしいが、近隣の人々には、俗に「キノコの神社」で通っている。
舒明天皇の630年のころ、このあたりにひどい飢饉があり、人々は餓死寸前の状態に追い込まれた。
このとき、森やその周辺一帯に、それまではなかったキノコが大発生した。
そのキノコは、アシやマコモなどの枯れ草に生じたもので、口にしたところ、食べられるものであることがわかった。
近隣の人々は、このキノコを食べることで、餓死の難から免れることが出来たのである。
このキノコが当社の神域に発生したことから、これを神意の顕れであるとし、その感謝の気持ちをこめて、だれかれとなく「菌神社」と呼ぶようになったといわれる。
ところで「茸」と「菌」とは、同じく「クサビラ」と読めるが、両者は意味が異なる。
前者は、柄のない木耳(きくらげ)のようなものを指し、後者は、柄と笠のある松茸とか椎茸などを指すという。
「むしと菌(くさびら)」(柱碕一著)によれば、滋賀大学の本郷次雄氏の見解では、住民を救った「菌神社」の「くさびら」は、「おそらくヒラタケであろう」と推定している。
「平茸」は、若いときにはシメジに似た半円形のカサをもっている。
もちろん、食用としても栽培されているキノコである。
こうした「菌」を名称と神社は、他にはないようだ。
ただ、奈良県吉野郡十津川村には、「クサビラ」という妖怪が出たという話がある。
またの名を「木の子」という子供の妖怪で「山童(やまわろ)」の一種だという。
おそらく、この「クサビラ」という妖怪は、キノコ(菌)のように、丸くて禿げた頭をしていて、そこから命名されたと思われる。
http://www.iw.vrtc.net/~masa/kusabira.html
※その他の「菌神社」紹介サイト
http://www.wai2-kansai.com/leisure/shiga128.html
http://www.biwako-visitors.jp/search/spot_around_7109.html
http://www.ne.jp/asahi/shigasyokubutsu/home/kaiinnohiroba/kaiin-nishimura.htm
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます