雨宿り
見上げた
枝
に
雨粒
が
小鳥
の
よう
に
雨宿り
いつか
は
土
へ
滴り落ちて
いつか
は
空
へ
還っていく
束の間
の
雨宿り
何処にも
行けない
ん
じゃなくて
何処にも
行かない
コト
を
選んだんだよね
ワタシたち
見上げた姿勢
の
まま
問いかけてみた
ポツン
と
返事
を
するように
ひと粒
雨粒
頰
に
落ちた
最後
に
泣いた
の
は
いつ
だった
かな
いつか
止む
雨
を
ジッ
と
待つより
も
転ばぬよう
に
滑らぬよう
に
足許
を
気にしながら
も
駆け出せる
そう
ほんとう
は
いつも
いつでも