南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

第3回生涯学習審議会

2010-11-10 17:17:09 | Weblog
この生涯学習審議会は、毎回、ほんとうに勉強になります。
一委員として参加をしてはおりますが、教育については門外漢ですから申し訳ない気持ちでいっぱいです。
今期のテーマは「特別な支援を必要とする人の視点に立って」の生涯学習のあり方です。
前期は「多文化共生のあり方」で、外国人児童の教育について審議しましたが、ここでも実に多くのことを学ばせていただきました。

「特別な支援を必要とする人」とはどういう人たちでしょうか。
今日はまず、その定義から決めていきました。
ア、身体障害や知的障害のある人
イ、LD・ADHD・高機能自閉症等の発達障害のある人
ウ、ア、イの他に不適応を起こしている人、引きこもっている人、虐待を受けた人等特別な支援を必要とする人
これらの人たちを「特別な支援を必要とする人」としましたが、まずはその実態に驚かされます。
児童生徒に限っても、平成10年と比較して全体として1.8倍と大きく増加しています。
それに対して特別支援学校などの不足や、地域における支援体制の遅れもよくわかりました。

審議会の終わりに、O副会長がこうまとめてくれました。
「本日の審議会で、機関連携の大切さや、協働の大切さがよくわかりました。
しかし課題もたくさんあります。
ひとつは、誰が、どこが、その連携や協働の中心を担っていくのかの、深掘りの議論が必要だということ
ふたつめは、情報を広げていく、情報を共有化していくことの大切さ、その広がりもタテ・ヨコで行うこと
みっつめは、県と市町の役割を明確化し、県のリーダーシップをいかに高めるかだ

この“課題”は、私たちの労働福祉運動ともイコールするものですね。
私は一委員として、こんな提案をしました。
「この審議会で実に多くのことを知ることができた。
災害ボランティアコーディネーター養成講座を受けたことがあるが、ここでも多くの事例を通して学ばせてもらった。
意識を持っている人たちは大勢いるから、『地域福祉ボランティアコーディネーター養成講座』のようなものを開設したらどうだろうか」

隣席の委員は放課後交流拠点「まなびや」を主宰している女性でしたが、その存在を知ってもらうことも難しいので“知らせる活動”“知ってもらう活動”も本当に大切ですねとの賛同をもらいました。
大勢のボランティアが実に多彩で多様な活動をしています。
そういうことすら知られていない現実をまずは改善していきたいですね。