南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

交通政策立案に期待する

2010-11-26 20:36:14 | ユニオン
みなさんは「交通運輸産業労働組合協議会」という組織をご存知ですか?
私は連合静岡会長になるまで知りませんでした。
この組織は連合という枠を越えて、陸・海・空で働く運輸労働者の結集体です。
静岡県には空の産別組織はありませんから、JRや私鉄やタクシーやトラックや船などで働く10産別で構成されています。

連合静岡の労働相談にもタクシーや長距離ドライバーからの深刻な訴えが多くあります。
その度に、もう少しまともな業界ルールや法律整備が必要だと感じておりました。
しかしこの業界の労組組織率も低くて、しかも、ドライバー自身もどちらかといえば一匹狼的なところがあります。
そこを悪質経営者に突かれて、信じられないような悪条件で働かされているわけです。

今日、その「静岡県交運労協」定期大会がありました。
直接的に連合静岡の構成組織ではありませんが、要請を受けてご挨拶させていただきました。

「連合静岡の労働相談にも多くの相談が寄せられます。
その度に、業界のスタンダードルールの確立や、労働者を守るための法律整備の必要性を感じます。
せっかく民主党が政権をとったわけですから、みなさんが様々な議論をして、しっかりと現場の声を活かした政策提言をしたらいかがでしょうか。
その提言がバラバラでは相手も戸惑いますから、それぞれの利害関係を調整することも必要です。
中央は中央でやられているかもしれませんが、この静岡県にも衆院8名と参院2名の国会議員がいます。
みなさんが汗水流してつくられた議員です。
伝えるべきことはきちんと伝えたほうがいいですよ。…」

議案書を見ると「道路危険個所点検行動」など、運輸労働者ならではの活動もされています。
プロドライバーが危険と感ずる場所ですから、私たちのような素人にも危険個所ですね。
こういった現場点での意見なども、地協活動に活かしていただけるのではないかと思いました。
それぞれのみなさんが、その場その場で頑張っていることがよくわかります。
そんなパワーもうまく結集したいものですね。