すべては人格

県高退連総会がありました。
この組織は静岡県の退職者で構成されるものですから、参加者はそうそうたる大先輩ばかりです。
そんな先輩を前にしての挨拶はさすがに緊張します。

挨拶の中で、昨晩と今朝にかかってきた労働相談を例にとって、ますます悪くなっている社会の現況をお話ししました。
次いで、そんな社会を変えるために政権交代に期待をかけたが、みなさんにも大変な心配をかけていることをお詫びしました。
その上で、連合静岡としてこれから教育活動に力点を置き、その基本は「すべて人にある。いい人格者を育てたい」と訴えました。

「良き人格なくして、良き政治はありません。
良き人格なくして、良き経営はありません。
良き人格なくして、良き労働運動はありません。…」

来春１月７日の「ALWFトップセミナー」では、講師に笠谷 和比古氏が予定されております。
彼は、武士道研究の第一人者です。
武士道と聞くと「武士道というは死ぬことと見つけたり」があまりにも有名で、切腹・腹切りと同義語だと勘違いする人たちが大勢います。
しかし笠谷氏はこう述べています。
「武士道とは、日常生活における『覚悟』や『姿勢』を諭すものです」

来春のセミナーがほんとうに楽しみです。

武士道の伝道者第一人者が笠谷氏であることは有名です。
同じように、二宮金次郎の「報徳の精神」と福沢諭吉の「学問のすすめ」の伝道者を、なんとかして見つけ出したいと思います。
そんな人が見つかれば、私が考えている教育活動の大きな柱のひとつになるような気がします。
ぜひ、みなさんもそんな人づくりのための情報をお寄せください。
お願いいたします。