南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

百聞に驚き!

2010-11-08 17:33:23 | ユニオン
連合東海ブロックは愛知、岐阜、三重、長野と静岡の5県で構成されています。
1年に4回程度ですが、各県の会長・事務局長が一堂に会して会議を行います。
そのなかで聞ける各地の情報が実に“ため”になります。

今回驚いたのは三重県の統一地方選対策です。
連合三重と民主党三重県連と県議会会派「新政みえ」が、それぞれ持てる力を補い合う三重県方式を静岡県でも目標としてきましたが、ちょっとスケールが違います。
会派のマニフェストを掲げ、マックス30人の県議候補を擁立して闘うとのことですが、そのうち13人が連合の組織内候補です。
しかも自治労から6名もの立候補者が出ていると聞いてびっくりしました。
静岡ではとても考えられないことですが、やればできるんですね。

もうひとつ、これは深刻な話を聞きました。
各県で「連合」とは相容れない労働団体である「全労連」が増殖しているとの情報です。
それだけではなく、労働組合を敵視する勢力から「連合」組織も弾圧を受けて、消滅寸前の組織もあるとのことでした。
あらためて説明する必要はないかもしれませんが、「全労連」とは共産主義社会を標榜する労働団体です。
ソ連の崩壊とともに、資本主義と共産主義の戦いは終止符を打ったはずですが、行き過ぎた資本主義の結果、マルクスは復活を始めています。
特に官公労では気をつけなければなりませんし、民間労組でももう一度基本に立ち返って、なぜ「連合」に加盟しているのかを再認識する必要があります。