南町の独り言

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「雇用関連4法案」の行方

2008-12-19 13:27:15 | 政治

18日、野党3党提出の「雇用関連4法案」が参院で可決された。
なんとしても今国会中に成立させたいとの思いから、かなり強引に民主党が押し切ったため国民受けはイマイチであるが、方向性は正しい。
これに対し与党は反発を強め、年明けの通常国会に提出する第2次補正予算案で対応できるとして、参院で可決した「雇用関連4法案」を24日衆院で否決する構えだ。

しかし与党の提出する2次補正には悪評高い“定額給付金2兆円”が含まれており、民主党中心とした野党の賛成は得られない。
職を失い住居を無くしつつある労働者を見捨てて、果たして政治はどこへ向かうのだろう。

あくまでも公明党との約束を守るために国民の7割が反対する“定額給付金”にこだわって自滅するのか自民党よ。
それとも公明党と袂を分かって2次補正から雇用対策部分だけを取り出して提出するのか自民党よ。
いっそ沈む泥舟ならばと飛び出てくる一団が救国新党を結成するのか自民党よ。
いずれにしても政策と政局とが重なり合って激しく動き出している。
そのキーワードは“定額給付金”と“雇用”であることは間違いない。
週末・週初めの国会から目が離せない。