南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

共同の模索

2008-12-02 17:16:49 | ユニオン

ますます深刻の度を深める派遣労働者の雇用問題。
日本人派遣労働者についてはある程度その実態が分かるが、日系人の実態がいまひとつ分からない。
今朝の朝刊でも、親の失業でブラジル人学校の存続がピンチになっていることや、失業ブラジル人支援のための団体が浜松で発足したという記事を読みながらジレンマに陥る。

今日は、三ツ谷県議の紹介でブラジルとの交流が厚い磐田信金の高木理事長にお会いし、話を伺ってきた。
磐田信金は全国で初めてブラジル国営銀行と提携し、在日ブラジル人の本国への送金手数料を低額化したり、ポルトガル語の分かる職員を配置したりして便宜を図っている信用金庫だ。
そもそもブラジルとの交流の馴れ初めは、外国人との共生、特に保育園などの教育問題から入っていったそうである。
月1回のブラジル人のための無料法律相談も2年前から実施し、相談内容から日本人とは違う国民性を感ずるなどという興味深い話も聞けた。
そんな高木氏でも、現在の実態を掴むことは非常に難しいという。
住民票の移動も無いままで移り住んでくるから、果たして何人のブラジル人が住んでいるのかも分からないらしい。

しかしこの不況で職を失った労働者が増え続けることに、私たちと同様大きな危惧を抱いていた。
近々ブラジルに行かれるというが、これからの活動の中でブラジルとの架け橋が必要となったときには助力をと、お願いしてきた。