南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

自殺することないんだよ

2006-10-21 19:18:01 | Weblog

厚生労働省の調査で、その月を含む過去1年間の自殺者数が4月、5月と2ヶ月連続して3万人を下回っていることがわかった。
少しは状況が好転しているのならいいがと願う。

一方、クレジット契約に伴い、信販会社を受取人にした「命担保」の生命保険に契約していた件数が全国で92万件にも上っていることが明らかになった。
実際に支払われた保険金は29億円、1753件で、そのうち9.3%は自殺が原因だったという。
借金返済に苦しむ債務者は多い。
自宅と命を担保に、妻や親は連帯保証人、なかには兄弟、親戚、友人までも巻き込んでいるケースもある。
返せるはずの借金だったが、何かの歯車が狂って返せなくなることはままある。。
執拗な督促を受けて借金を返済するために新たな借金を繰り返す。
自転車操業だ。
あなたならどうする?

ケースから学んでみよう。
①自殺して借金を減らす。しかし残金あれば保証人に請求がいく。痛い!苦しい!見苦しい!
②自己破産をする。しかし悪質な借金だと免責にならないかもしれないし、弁護士費用など最低100万円は必要。金がなければ破産も出来ない。
③個人民事再生。債権者が納得できるような再生計画ができるかがポイント。
④特定調停。簡易裁判所に申し立てる。費用もかからないが債権者の同意が得られなければ不調に終わる。
⑤任意整理。返済の先延ばしや利息の減免を交渉する。弁護士を頼めばいいがお金はかかる。
⑥早期の相談。早めに労働組合役員に相談する。早ければ早いほど傷は浅く済む。お金はかからないが相談するための勇気がちょっぴり必要。

絶対に死んではいけない。
死んだつもりで生きていけばなんでも出来る。
死んだら負けだ。
あなたもそう思いませんか?