南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

2万7千の議論

2006-10-17 21:42:47 | Weblog

「議論はあっていい」の中川発言で大揺れ。
確かに議論はあっていい。
ただし議論の中身も大切だ。

北朝鮮の1発の核実験が世界中を揺らした。
米国も正式に核実験があったことを確認。
韓国は全国一斉に避難訓練を実施。(もっとも韓国では地域ごとに毎月やられているらしいが。)
日本は船舶検査に対応できるよう法整備を急いでいる。
当の北朝鮮はナンバー2の金常任委員長が「歴史的な出来事だ」と豪語している。
世界食料機構(WFP)は各国の経済制裁により、今冬北朝鮮で数百万人規模の飢餓に見舞われるであろうと予測している。
かわいそうなのはいつの世も罪のない女性や子どもたちだ。

(連合静岡としてもとりあえず本部と歩調をあわせ、北朝鮮の金正日国防委員長あてに抗議文を郵送したが、おそらく封を開けてももらえないだろう。)

たった1発の核がこれほどの影響力をもつ。
なぜかといえばあまりにも非人道的な大量殺戮兵器だからであり、広島・長崎への原爆投下を通してその凄まじい破壊力を世界中が知っているからだ。
だからこそ大いに議論をしてもらいたい。
もちろん世界中に散らばっている2万7千発の核についても議論を深めて欲しい。

ロシア1万6千個、米国1万100個、フランス350個、英国200個、中国200個、イスラエル60~80個、インド50~60個、パキスタン40~50個の核が米国シンクタンク「天然資源保護協会(NRDC)」によって推計されている。
これだけの核があれば何回地球を壊せるだろうか。
しかし誰も言わない、北朝鮮だけでなく、ロシア、米国、フランス、英国、中国、イスラエル、インド、パキスタンのドンたちにも抗議文をだそうと。