磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

今日も実験

2012年03月07日 21時39分01秒 | 研究
今日も東北大金属材料研究所強磁場センターで実験です。
午前中、強磁場中の電気抵抗測定を行い、
午後からは、装置を磁化測定装置に換えて、
強磁場中磁化測定に取りかかりました。
さらに、今日はヘルメットをかぶる機会もあり
なかなか大変でした。

夕方には、鹿児島大理学部物理科学科低温グループのS先生も加わり、
隣の強磁場マグネットで、3Heを使った極低温実験の
準備を手伝いました。
夜に予冷をすませ、明日の朝から
0.5K(ケルビン)という、殆ど絶対零度での実験を行います。


お昼は、学生と金研近くのインド料理屋でランチをとりました。
ナン食べ放題だったので、午後の研究に支障をきたさないギリギリまで
食べてお腹いっぱい。

やっと明日、鹿児島に帰れます。

その後、学生が一人で実験を進めます。
もう、目が赤くなるくらいがんばっているようですが、
もう一がんばれ!

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁気物理学を進める学生を募集しています。

今日も東北大金研強磁場センターで実験

2012年03月06日 20時23分33秒 | 研究
今日も朝から実験です。
といっても、主たる研究者は大学院生。
私が外来研究者室に行くと、学生がソファーで寝ていた。
聞くと、ほぼ徹夜で、
昨夜の実験結果をまとめたそうだ。
朝からその結果について学生と議論。
次の実験計画に取りかかった。
学生が実験計画について自分の意見を主張し、
日々、学生が頼もしくなるのが分かる。

上の写真は、18テスラ強磁場超伝導マグネットに
液体ヘリウム(マイナス270℃の液体)を注液する様子。

鹿児島大K-Labにいても、世界5大強磁場施設の一つを使いこなして
研究することができます。

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁気物理学を
研究する学生を募集しています。

仙台は大雪、強磁場実験始まる

2012年03月05日 21時13分41秒 | 研究
今日の仙台は午前中は大雪。
朝目が覚めたら一面の銀世界。
上の写真は、今朝の
東北大学金属材料研究所付属強磁場超伝導材料研究センター
です。その前の道路もつるんつるん。

これが、午後から雨に変わり、べちょべちょになって大変。

今日から強磁場センターで、超伝導マグネットを使っての
強磁場中電気抵抗測定を行います。
午前中は試料の取付や、装置の整備をしました。


これらの作業はK-Labの大学院生が行います。
実験計画も大学院生主体です。
K-Labでは、主たる研究者は学生です。
教員である私の役割は、学生の実験手順の確認や指導、
実験計画について学生と議論することです。

問題は、超伝導マグネットで試料を-270℃まで下げるための
ニードルバルブが詰まっていたこと。
強磁場センターのスタッフの協力を得て3時間後、修復。
実験を再開することができました。


実験装置を動かすプログラムもK-Labの学生が先輩等が作ったプログラムを利用して作ります。

限られた時間で、最大限の成果を上げるために、その場その場で瞬時に
最適な実験計画をたて、実行します。そこから出たデータをみて、
そのまま計画を進めるか、計画を変更するかすぐに判断し、さらに実行します。

学生とこれらを議論し、実践的に教育していきます。

鹿児島大学理学部物理科学科K-Labでともに研究する学生を募集しています。

鹿児島ももうすぐ春

2012年03月04日 17時33分21秒 | 研究
最近、鹿児島は暖かくなり、
鹿児島大学内や周りで梅やカンヒザクラが咲き始めました。
下の写真は理学部1号館と2号館の間の中庭にある
桜の木です。


先週末には、鹿児島大学本部前で
前期試験の合格発表ボードの準備が整ってきました。
平成24年3月7日10:00に合格発表予定とのことです。

先週は学内仕事がいろいろ立て込んでいて、容量オーバー気味でした。
あるレポートの添削も遅れ気味で学生に迷惑をかけています。
K-Labの卒論も3名ともほぼ出来上がり、2名は提出しました。

そんな中、今日から東北大学金属材料研究所強磁場センターで実験です。
私と大学院生1名とで実験です。
今回は、東京経由で新幹線を使い仙台入り。


午後に仙台に着くと、残雪があり、とても寒い。
南国鹿児島に戻りたくなります。

これから実験の準備をします。
まずは、強磁場中の電気抵抗測定準備。
これで、大学院生の修士論文のめどが立つといいのですが。。。。。

K-Labは鹿児島大学理学部物理科学科で磁気物理学を研究する学生を募集しています。