磁気物理学研究室の研究活動記

鹿児島大学理学部物理科学科磁性研究と教育活動、周辺での出来事を中心に紹介しています。

仙台は大雪、強磁場実験始まる

2012年03月05日 21時13分41秒 | 研究
今日の仙台は午前中は大雪。
朝目が覚めたら一面の銀世界。
上の写真は、今朝の
東北大学金属材料研究所付属強磁場超伝導材料研究センター
です。その前の道路もつるんつるん。

これが、午後から雨に変わり、べちょべちょになって大変。

今日から強磁場センターで、超伝導マグネットを使っての
強磁場中電気抵抗測定を行います。
午前中は試料の取付や、装置の整備をしました。


これらの作業はK-Labの大学院生が行います。
実験計画も大学院生主体です。
K-Labでは、主たる研究者は学生です。
教員である私の役割は、学生の実験手順の確認や指導、
実験計画について学生と議論することです。

問題は、超伝導マグネットで試料を-270℃まで下げるための
ニードルバルブが詰まっていたこと。
強磁場センターのスタッフの協力を得て3時間後、修復。
実験を再開することができました。


実験装置を動かすプログラムもK-Labの学生が先輩等が作ったプログラムを利用して作ります。

限られた時間で、最大限の成果を上げるために、その場その場で瞬時に
最適な実験計画をたて、実行します。そこから出たデータをみて、
そのまま計画を進めるか、計画を変更するかすぐに判断し、さらに実行します。

学生とこれらを議論し、実践的に教育していきます。

鹿児島大学理学部物理科学科K-Labでともに研究する学生を募集しています。