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最後のチャンスだが

2006年04月16日 14時16分04秒 | 政治
小沢体制になって初めての国政選挙(補欠選挙だが)も
来週が投票日。
新聞を見ていると民主党が優勢のようだが、
例によって未決定の有権者が多いようだから、
まだ分からないだろう。
何と言っても、最後に公明党が腹をくくってしまうと
引っくり返るおそれはある。
だいたい今回の選挙は、自民党の議員が不祥事で辞職した後なんだから、
民主党としては、ここで負けると先行き暗くなっていく。

国民のバランスとして、自民党から離れている感じがする。
それは、そろそろ「格差は存在しない」といった小泉のロジックのなさに
呆れている(相手をしなくなっている)ところであり、
武部を始めとする自民党執行部の芯のなさに対する諦めだろう。
小沢は今まで「陰で支える」と思われていた人物であり、
それが正面に立ってきている状況は、
「今までとは違う」と漠然と感じさせるものだろう。

もしかすると、次の選挙あたりでは民主党への揺り戻しがくるかも知れない。
しかし、ひとつ忘れてはいけないのは、
自民党と民主党の争いというのは、
基本的に自民党の中での派閥争いに過ぎない、ということ。
小泉が挨拶に来た小沢執行部に対して、
「田中派の人と話をしているみたい」と言ったのは間違いではない。

たとえ民主党が勝ったとしても、
消費税は(官僚組織のムダの削減をせずに)上げられるだろうし、
社会保障のレベルは「弱者へのしわ寄せ」として
(その看板は「受益者負担」というのだが)削減されるだろう。
「愛国心」の名のもとに、それらの不安・不満は「他国への憎悪」で
紛らわせることを求められ、
「共謀罪」の適用によってデモ・スト等の運動は取り締まられる。

最悪のシナリオはこのあたりの組み合わせで作られそう。
もちろん、50年以内で起こるとは思えないが、
100年以上経った頃には、
貧しい人間に兵士として血を流させ、
その上に形ばかりの繁栄が乗っかる国家になっているかも知れない。

それは現状の民主党が勝とうが自民党が勝とうが、
あまり変わらない方向だと思う。
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