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2009年振り返り:政権交代

2009年12月30日 10時44分38秒 | 政治
「ドキュメント政権交代」(武田一顯)読了。
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2009年最大のニュースは「政権交代」だろう。
交代後のドタバタは(変化のために必要な部分を除いても)
当初の期待を裏切るところ大だが、
それは政権交代の意義をかき消すものではない。

この本は政権交代に至る自民党の腐朽、
民主党の動きを描写する本。
当時の自民党に対する批判は、
そのまま今の民主党に対する非難につながるものもある。
(例えば、外交の継続性がないことが国益を損ねている、など)
自民党の行き詰まりは
外部からの激震がなければ回復不可能なレベルに至っていたことが分かる。
残念ながら、まだ治っていないと思うが。

巻末に小沢のインタビュー(8月らしい)が載っていて興味深い。
ただ、最近の小沢の言動を見ていると、
「権限を官僚から政治家に」というのが
「政治家がバラマキの主体になり、選挙に勝つよう利益誘導する」
ための手段になっているように感じる。

私は「権限を官僚から政治家に」というのは賛成。
官僚は自ら判断せず、法や委譲された規則を元に業務を執行し、
その代わり結果の責任も負わない、というのが基本だと思う。
贈賄の対象にならない(贈っても仕方がない)存在。
いつからか、事務次官が収賄で有罪になるようになったが、
それは本来あり得ない話だろう。

しかし国会議員が利益誘導競争をするのは賛成できない。
当選し、再選するために税金をばら撒くのは、
結局予算規模を肥大化させ、赤字国債を増発し、
借金を先送りすることにつながる。
それは誤りではないか?
# まあそれも、住民が自分の利益のために国会議員を選ぶ「寄生虫」である限り
 残念ながらやむを得ないのかも知れないが。
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