朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

努力しない奴がわめいているだけ

2008年01月05日 17時07分28秒 | 落語・講談・お笑い
東京かわら版」で、円蔵がインタビューに答えているが、
読んでいて腹が立った。

要約すりゃあ、
「プロは金をとれる芸をしなければならない、
 それは、「これが売り物だ」というのを持って、
 それだけをすることだ。
 ネタ数が多い、というのはアマチュアだ」
ということだと思うのだが、
この考えは根本的におかしい。

「売り物」にする芸を身につけるためには、
いろいろ試行錯誤して、客に受け入れられないものも含めて、
努力しなければならない。
その「売り物を作る」中で、ネタは増えるんだと思う。

円蔵は、
その試行錯誤を「客に迷惑だ」と言って否定しているように見えるのだが、
この男も若いときには同じことを定席でやっていたのではないのか?
ネタ数ではなく、ネタをいかに崩すか、というバリエーションの数だと思うが。
あるいは、志ん朝が独演会の前に、
どれだけ努力していたか、知らないわけではあるまい。

また、今は円蔵が若いときと違って、
若手は定席に出る機会が少ない。
どうしても、勉強会や独演会をやったりしないと、
そのような試行錯誤もできやしない。
その前提で、この状況を作ってしまった協会の幹部として
言うべきことなのか?

今、自分がやる必要を感じていないからといって、
若手の足を引っ張るべきではないだろう。

ところどころに「自分は下手だから」とか言った言葉もあったが、
それはこの男が上手くなろうとしていないだけ。
理由にも何にもなっていない。
結局、ほとんど努力せずに、昔ウケていた遺産を食い潰しているだけの男が、
わめいているだけの話ではないのか?
コメント
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