朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

北条鉄道・三木鉄道に乗った

2008年01月03日 11時51分31秒 | 
大晦日は特にやることもなかったので、ふらふらと出かけた。

10時頃、とりあえず家を出る。
篠山口行の「丹波路快速」に乗りながら検討。
・餘部鉄橋
・宮福線(宮津~福知山)
・敦賀直流電化後の新快速
・加古川線沿いの第三セクター(北条鉄道・三木鉄道)
とりあえず、そんなところか。

大晦日なんで、あまりに遅くならない内に帰る必要がある、という制約があり、
結局北条鉄道・三木鉄道に乗ることにした。
結果的には大正解。
三木鉄道って、来年3月末で廃止されるんやね。
廃止前に乗れて良かった。

その前に北条鉄道に乗る。
開業時から走っている車両に乗ったんだが、やたら揺れる。
ローリングする感じで酔う。車両か線路の整備不良か?
そこは最低限、やるべきことをやって欲しいなあ。
沿線に工場があるのか、外国人の乗客が多い。
経営的には強いのかも知れない。

粟生に戻り、厄神から三木鉄道を往復。
何もない沿線だなあ。
ほとんど直線で、農地の間や民家の軒先を淡々と走っていく。

三木の駅で見ると、第三セクター転換後、
途中駅を開業させたりしたらしい。
いろいろ努力をしたようだが、
そもそも沿線に人がいないので、どうしようもなく廃止に追い込まれた、
というところなのだろうか。
三木の駅が中心街から遠いのも、痛いと思う。

近年、地方の私鉄の全線・一部廃止や
大手私鉄が周縁の線区を廃止する動きが増えていると思う。
「鉄道は公共インフラだ、何がなんでも維持しなければ」という
意識が下がっているせいか、
本当に(財政も含めて)地域の足腰が弱っているせいか。

「黒字/赤字」以外の基準が議論に上らない感じがする。
「公共財」とか「不可欠性」といった議論の軸も含めて、
そのあたりを比較する発想がないと、
どんどん切り捨てていく方向に話が進んでしまうだろう。
まあ、本当に「財政再建」をメインに考えると、
どうしようもないのかも知れないが。
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「沼津」を見ての所感

2008年01月03日 10時04分49秒 | 歌舞伎・文楽
昨日は、松竹座の初日へ。
基本、わざわざ初日を見る趣味はないのだが、
金曜には東京に戻る予定なので、早めに見に行った。

11時前に行くと、1等席しか残っていない、とのこと。
そこまで金をかけるつもりもないので、
幕見のチケットを買っておいて、
ふらふらとワッハやジュンク堂で時間をつぶす。

「伊賀越道中双六」沼津。
藤十郎の十兵衛、我當の平作、秀太郎のお米、という顔合わせ。
有名な話だと思うのだが、見るのは(文楽を含めて)初めてで、
けっこう楽しみにしていたのだが、よく分からなかった。

この演目は、前提を少し把握しておかないと、
中身が理解できないのでは?と思った。
十兵衛が仇討される側、お米が仇討する側、という設定が分からなかったのが、
私が平作の家の場面で退屈してしまった一つの理由だろう。

まあ、演じる側の問題もある、と思うけど。
藤十郎が息を吸う時の唾の絡むような音は(生理的に)不愉快だし、
我當は声に陰影がない。

最初の十兵衛と平作が会う場面、最後の場面は良かったのだが、
途中があまりにもしんどかった。
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