朝寝-昼酒-夜遊

日々感じたことを思いのままに書き散らすのみ。
※毎週土曜更新を目標にしています。

「沼津」を見ての所感

2008年01月03日 10時04分49秒 | 歌舞伎・文楽
昨日は、松竹座の初日へ。
基本、わざわざ初日を見る趣味はないのだが、
金曜には東京に戻る予定なので、早めに見に行った。

11時前に行くと、1等席しか残っていない、とのこと。
そこまで金をかけるつもりもないので、
幕見のチケットを買っておいて、
ふらふらとワッハやジュンク堂で時間をつぶす。

「伊賀越道中双六」沼津。
藤十郎の十兵衛、我當の平作、秀太郎のお米、という顔合わせ。
有名な話だと思うのだが、見るのは(文楽を含めて)初めてで、
けっこう楽しみにしていたのだが、よく分からなかった。

この演目は、前提を少し把握しておかないと、
中身が理解できないのでは?と思った。
十兵衛が仇討される側、お米が仇討する側、という設定が分からなかったのが、
私が平作の家の場面で退屈してしまった一つの理由だろう。

まあ、演じる側の問題もある、と思うけど。
藤十郎が息を吸う時の唾の絡むような音は(生理的に)不愉快だし、
我當は声に陰影がない。

最初の十兵衛と平作が会う場面、最後の場面は良かったのだが、
途中があまりにもしんどかった。
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