北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

大地震情勢下での街宣

2011年03月12日 | 日記
今日は予定どおり西荻窪駅で街頭宣伝に立ちました。駅のガード下にあるスーパー西友は閉鎖されており、再開の目処は立っていないという貼り紙がしてあります。あとで西友の労働者に聞いたところでは、JRが橋脚の検査をするためだそうですが、電車はガンガン橋脚の上を走っているわけだし、反対側のガード下にある地元商店街は平常どおり営業しています。ちょっと変ですねえ。
「大地震の災害を労働者の団結でのりこえよう!」というトーンで、民主党・自民党をはじめとする「政治休戦」といった「救国体制」「挙国一致体制」を打ち破ろうと訴えました。大災害の救援・復興にも階級性があるのです。大地震を口実にした資本による労働者の首切り攻撃に対して、「救国体制」は迷うことなく資本の首切りを当然のことのように容認していくのですから。被災地の労働者は、政府・行政―自衛隊・警察からああしろこうしろと命令されなければ何もできない存在ではありません。労働者はみずからの労働によって日々この社会を運営しています。食糧を生産するのも運送するのも分配するのも、実は労働者が日常的に行なっている作業です。自衛隊や警察にそんなことをするノウハウがあるわけではありません。労働者の団結こそこの大災害をのりこえる核心です。
とてつもない災害をもたらしつつある今回の大地震ですが、最大の“災害”は福島第一・第二原発の状態です。政府・東京電力は事実を隠していることはまちがいありません。炉心溶融(メルトダウン)にあることは確実で、これからどれほどの災厄を周辺に撒き散らすことになるか!原子力事業の許しがたい反人民性を明らかにしています。