自民党新総裁に安倍晋三…自民党と日本帝国主義の危機の底深さを思い知らされました。まあ、ある人曰く「誰がなってもそうだったんだが…」。5年前の投げ出し辞任を病気のせいにして、政治家として何の総括もしていない人物です。それを自民党の総裁に再選出せざるをえない事態なのですから。安倍新総裁は、「日本を取り戻す。強い日本、豊かな日本、誇りをもてる日本をつくる」と就任挨拶で述べました。言っていることは、要するに軍備増強と改憲で、戦争のできる国家をつくるということ以外の何ものでもありません。以前からの極右的主張のリフレインで、何の新鮮味もありません。そもそも国家財政が破綻していて、どうやってそれをなしとげられると言うのでしょう。反戦勢力=労働組合の解体、労働者の団結を破壊する以外に成算はありません。政権交代から3年の民主党の惨状、そして自民党の権力構造のボロボロ化、「戦後政治」は完全に終焉を迎えました。いよいよ革命の時代です。