北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

自民党幹事長・石原伸晃代議士の主張の源

2012年09月19日 | 日記
自民党総裁選挙における候補者たちの主張を聞いていると、安倍晋三・石破茂を先頭に「尖閣」に関わる戦争挑発のオンパレードです。「領土を守る」「主権を守る」「国を守る」…などと言い、海上保安庁設置法や自衛隊法の不備をあげつらっていますが、要するに武力=軍事力で外交問題を解決しようという発想であり、中国との戦争を実際に構えるということに他なりません。まったく無責任だ!こうした人物が首相になるというのですから、日本の民衆はほんとうに不幸です。戦争を起こしておいて、自分たちは絶対に戦場には行かない。戦争を担わされるのは自衛隊員であり、非正規労働者として未来を奪われている青年労働者たちです。許しがたい無責任さです。
こうしたなかで「あれっ!?」と思うのが、杉並選出代議士である石原伸晃・自民党幹事長の発言です。「とにかく話し合いだ。あらゆるルートでの話し合いだ」と。あれほど父親の東京都知事・石原慎太郎の極右イデオロギーとシンクロしてきた息子ですが、今回ばかりは趣きが違います。自民党内の支持基盤である派閥領袖と財界の意を受けて、中国とこれ以上事を構えるのは経済上まずいとの判断を吹聴しているのでしょう。これまた政治家としての信念もなく、ただただ自民党総裁―首相の座がほしいがための節操のなさです。こうした輩こそ、労働者の国際的団結でブッ飛ばしてやらなければなりません。