家に帰ってから、2日目。
「トイレに行ってくるわ」と歩き始める母。
でも、立ちあがるのが難しそうなので、
低い椅子をおいて、手をつく。
もう少し高い椅子をおいて、腰を浮かせる。
立ち上がる。
歩き始める。
そして、トイレまで歩いて行った。
入院していたことは、忘れている様子。
寝たきりで、歩くことなど不可能にみえた。
痛かったことも忘れている。
意識低下で、脳から運動機能への伝達ができなかった模様。
家で笑いながらテレビを観ている母を見ながら、
「病院っていったいなんだろう?」
「病気を治すところなんじゃないの?」
「薬は何のために投薬するの?」
と疑問だらけ。
「退院してきて正解!!!!」
と自分の選択が間違っていなかったことを確信する。
でも、仕事を辞めていなかったら、退院させる勇気は出なかった。
もう一つの病院で父を看ている母には
義理の母が倒れたことは言えなかった。
「そっちに行き。こっちはいいから。。。」って言うにきまっている。
退院の2日前。
「実は~~」と打ち明ける。
びっくりする母。
とにかく二つの病院を駆け回った。
その間に雑誌の投稿の文書も仕上げたし。(これは私の宝)
学校の最後のまとめの書類も作成した。
でも、他の先生方や、子どもたちには
ずいぶん迷惑をかけた。
この間、ずっと「病院」・「医療」っていったい何かを考えていた。
母の同じ病室の寝たままの患者さん。
これから先ももっともっと老人が増える。
私も年老いる。
調子が悪いと「お医者さんに行かなきゃ」と考える。
ほかにどうしたらいいかわからないから。
病院は病を治してくれるところと思っていた。
でもそうではないんだとつくづく思った。
「寝たきり老人は作られる」
何年か前に聞いた言葉が脳裏をよぎった。
私の父は、病のために起き上がることはできなくなっていた。
それでも、最期まで意識はしっかりしていた。
寝たきりにはなったけれど、この義理の母の場合とは違うと思った。
自分がどう老いるか。
自分はどうするか。。。。これからの自分の課題。
そして「投薬」、「譫妄」、「寝かせきり」は社会問題だと思った。
そうなってしまう背景、
病床に対する看護師の数、それを定める法律。
人手不足・医療体制。薬のこと。などなど。
いっぱい考えていかなければならないと思った。
(おしまい)
「トイレに行ってくるわ」と歩き始める母。
でも、立ちあがるのが難しそうなので、
低い椅子をおいて、手をつく。
もう少し高い椅子をおいて、腰を浮かせる。
立ち上がる。
歩き始める。
そして、トイレまで歩いて行った。
入院していたことは、忘れている様子。
寝たきりで、歩くことなど不可能にみえた。
痛かったことも忘れている。
意識低下で、脳から運動機能への伝達ができなかった模様。
家で笑いながらテレビを観ている母を見ながら、
「病院っていったいなんだろう?」
「病気を治すところなんじゃないの?」
「薬は何のために投薬するの?」
と疑問だらけ。
「退院してきて正解!!!!」
と自分の選択が間違っていなかったことを確信する。
でも、仕事を辞めていなかったら、退院させる勇気は出なかった。
もう一つの病院で父を看ている母には
義理の母が倒れたことは言えなかった。
「そっちに行き。こっちはいいから。。。」って言うにきまっている。
退院の2日前。
「実は~~」と打ち明ける。
びっくりする母。
とにかく二つの病院を駆け回った。
その間に雑誌の投稿の文書も仕上げたし。(これは私の宝)
学校の最後のまとめの書類も作成した。
でも、他の先生方や、子どもたちには
ずいぶん迷惑をかけた。
この間、ずっと「病院」・「医療」っていったい何かを考えていた。
母の同じ病室の寝たままの患者さん。
これから先ももっともっと老人が増える。
私も年老いる。
調子が悪いと「お医者さんに行かなきゃ」と考える。
ほかにどうしたらいいかわからないから。
病院は病を治してくれるところと思っていた。
でもそうではないんだとつくづく思った。
「寝たきり老人は作られる」
何年か前に聞いた言葉が脳裏をよぎった。
私の父は、病のために起き上がることはできなくなっていた。
それでも、最期まで意識はしっかりしていた。
寝たきりにはなったけれど、この義理の母の場合とは違うと思った。
自分がどう老いるか。
自分はどうするか。。。。これからの自分の課題。
そして「投薬」、「譫妄」、「寝かせきり」は社会問題だと思った。
そうなってしまう背景、
病床に対する看護師の数、それを定める法律。
人手不足・医療体制。薬のこと。などなど。
いっぱい考えていかなければならないと思った。
(おしまい)
病院 よませていただいてました・・
わたしも有料老人ホームについて同じような思いをしたことがあります。
また 不登校のこどもについても・・
投薬 もうろう・・寝たきり・・ひきこもり
そんな相談を受けたこともあります
介護者(世話をするひと・・強者かな?)の都合で
決められ 当事者が必要なこと 望むことなど
問われることなどまれ・・介護の現場に人権を望むことがいかに難しいか・そう思いました。
もちろん 看護士さんたちはとても忙しく 休みなく
働いてくださっていることも目の当たりにしました。
kiyoko先生 お疲れ様でした・・
お読みいただき、ありがとうございました。
いろいろなことを気にしながら、
病院。。。を書いていました。
病院で学んだこともたくさんありました。
患者への声のかけ方など。
看護師をしている卒業生と
この話をしているときに、
「そうなんですよね。病院のスタッフ側の問題もたくさんあるんです。」
との言葉。
学校だって、教師の都合で決めることもある。
いつも原点はこども。なのに。
卒業生と作っているサークルの事務局。
北摂連絡会の事務局。
☆インクルーシヴ・ライフ☆の事務局。
の活動は続けています。
今、大阪でネットワーク作りをされています。
ほんの少しですが、そのお手伝いも。
これからもこだわり続けます。
もう少ししたら、時間ができると思うので
また活動します。