☆ いんくる~しぶ・は~つ ☆ 

  Inclusive・Hearts いま、ここから。

最近ずっと

2010-10-08 13:17:59 | インクルーシブ・ライフ 

複雑な心境で日々を過ごしている。

というのは

今年の4月から
地域の中学校にボランティアで介助に入っている。
週1回4時間だけ。

きのうはその中学校の体育大会。
私が入り込みをしている子どもも
当たり前にみんなと同じ競技に出場。
クラスの一員であることには間違いはない。

この中学校には基礎の教室というのがあって、
そこの先生方は
その教室に子どもたちがくるのを
広い心で受けとめている。

「ただいま」と言って
休み時間ごとに帰ってくる?子どもたち。

私は午前中4時間および昼食時もずっと教室にいる。
その基礎の教室に行くのが嫌だからともいえるし、
彼女が基礎の教室に行くのもいやだから。

でも私がずっと彼女のそばにいると
他の友達が彼女にかかわりにくいので
他の子たちと話したり
廊下で外を眺めていたり。。。

私がボランティアに行くことで
学校の先生の時間割にわずかばかりのゆとりができて、
他の自閉症の子どもを授業時間に
その基礎の教室でみることもある。

豊中では「取り出し」と呼んでいる授業形態。

いつも私がそこにいるなら
いっぱい言うけど、
たった週1回。
そこでもがいても
日常生活は別の流れをもってしまう。

ジレンマ。

はてさてどのようにアプローチしようか。
基礎の先生方はとっても熱心で、
その教室でうれしそうに子どもたちと話している。

基礎の教室にいることが「楽」なので
最近、休憩時間になると、「そこに行きたい」という彼女。
「他の友達と本読もうよ」と私。

特別支援学級の教室は「倉庫」にするのが一番いいと思っている。
または、他の子どもたちとみんなで遊ぶプレイルームか。
子どもに教室以外の居場所を作ったらアカン。
しんどかったら、他の子どもたちのように保健室にいくのも
いいと思っている。

なんか落ち着かないなぁ。


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10 コメント

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おひさしぶりです (T)
2010-10-09 01:36:49
kiyoyoさん

進展がありましたよ。^ ^

息子の支援学級時代の友達(=支援学級在籍のお子さん)が・・・・
息子が普通学級で楽しく過ごしている様子を見て
お母さんに
「Tくんが普通学級で、虐めにもあわず楽しそうに過ごしているから
自分も普通学級に行く時間をもっと増やしたい。」と言ったそうです。

その友達は学籍が支援学級なので、交流という形でしか普通学級に行けないのですが。。

でも、そうやって、交流の時間を増やして普通学級での時間を楽しんでいるようです。

息子が普通学級に出て半年ぐらい経ってから
その友達のお母さんと立ち話をしたときには・・・

お母さんは
「うちの子はTくんとは違って頼りないから、普通学級は絶対に無理無理」と私に対して
断言なさっていたのですが、、、

先日私のほうに
「本当に支援学級に入れて良かったのかどうか
???今ごろになって悩んでいます」という
メールが来ました。


「気がついた親子が動く」ということが
社会のムードを変えていくんだということを
つくづく実感した次第です。

息子が普通高校に入ったら、
他にもまた「気付いて」くださる方がいらっしゃるかしら・・・?

こちらは、普通高校の説明会に100人以上なんて絶対に不可能な状況ですが、

私たち親子は、これからも、まっすぐに前を向いて歩いていきたいと思います。

今後ともどうぞ宜しく。。

m(_ _)m














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Unknown (きょん!)
2010-10-09 21:42:16
kiyoyo先生お久しぶりにお邪魔しました。

ずいぶんお元気になられたんですね!!!
ボランティアまでできるくらいに!
よかったですね。

どうかお体にお気をつけて活躍されますように!

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hori720@hotmail.com (ともさん)
2010-10-10 11:29:37
分かりますね。複雑な心境以上に納得できないのではないでしょうか。ボランティアの立場なので難しいかもしれませんが、
①子どもにとって何が大切か、という視点から、基礎の先生と話し合えますか。
②担任とも話し合う必要がありますね。
③また、保護者の考えも重要ですね。
④一番大切なのは本人の意識ですが。
⑤学校の教育方針はどうなっているのでしょうか。
どこからでも少しずつ問題提起して下さい。きよよさんのやり方で。
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Tさんへ (kiyoko)
2010-10-15 19:53:57
お返事遅くなってすみません。

日々主張し続けておられるからこそ
進展があったのですね。

うれしいお話、聞かせてくださってありがとうございます。一緒にいることで、子どもたちは伸びていきます。子ども同士の関わりの中で、どんどん成長していく姿は頼もしいものです。

大人とのかかわりよりも、
30人の子どもたちの関わりの方が
当たり前で健やかな環境で
子どもは育っていくと思います。

大人は「~してあげる」という関係性の中で
子どもと接します。

でも子どもたち同士は
「~しあう」なかで育っていく。
どんどん広げていってくださいね。
他の人も、子どもさんの自然な姿を見て
そのことの意味がわかってきておられるのですね。

また教えてくださいね。
ありがとうございました。
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きょん!さんへ (kiyoko)
2010-10-15 19:59:44
お久しぶりです。
きょんさんの体調はいかがですか?

7月からしばらく発信がなかったので
気にかかっていましたが
お尋ねもせず、ごめんなさい。

わたしは復調しました。
でも、なんだかなぁ、って感じで
なかなか発信できずにいます。

またこれからもよろしくお願い致します。
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ともさんへ (kiyoko)
2010-10-15 20:07:34
そうなんです。
納得もいかないし、思うように話し合いもできずに困っています。

でも、「ほんとうにこれでいいの?」と問いかけながら、やっていこうと思っています。

支援学級の先生も、担任の先生も、教科担任の先生も、校長も、教頭もみんな「いい人」なんですが、方向性とポリシーが違います。
子どもたちにとって何が必要で、何が大事か。
もう一度原点にかえって、話をしていってみます。

それぞれの先生方は、かつて一度ひっくり返ったはずなのですが、揺り戻されているというか、
特別支援教育をしなくてはと思われているよう。

ほんとうに特別支援教育の弊害ばかり目立ちます。
またよろしくお願い致します。
返信する
Unknown (ながえっち)
2010-10-18 10:14:02
 「子どもに教室以外の居場所を作ったらアカン」に、考えさせられました。kiyoyoさんとは違うフィールドですが、子どもと日々出会います。本当に毎日毎日、そして、いろんな時間帯に居場所を見失ったり、奪われたりした子ども達がやってきます。子どもが本来居る場所、そして生活する時間にもっとスムーズに帰れないのかと悶々としながら、彼らとレゴしたり、卓球したり、鬼ごしたりしています。
 
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ながえっちへ (kiyoko)
2010-10-18 19:59:59
そうですね。
子どもの状態に合わせていろんな居場所は必要ですね。

このフレーズ「子どもに教室以外の居場所を作ったらアカン」
ホームエデュケーションのきょん!さんの立場からしたら、なんということを言うとカンカンに怒りたくなるような言葉ですよね。

わたしが言いたいのは障害があるからと大人が
分けた空間を用意してしまうことがアカンということです。

今までも教室に来にくい子どもには
保健室登校の形や、別室での学習の機会などは設けてきました。家での学習もあり。

ながえっちの出会っている子どもたち。
その子どもたちが望み、納得できる環境を作るのがながえっちの役割だもんね。

問題提起ありがとう。
言葉足らずの書き方でごめんなさい。
返信する
たびたびで、すみません。 ()
2010-10-18 22:39:40


私は、まさかうちの子が、それも普通学級に戻れるとは夢にも思ってはいませんでしたし・・・

私が「子どもの調子が非常に良くなったので、子どもを支援学級から普通学級に戻すことに決めました」と言った時に
不登校方面の会の皆さんからは、どよめきが起こり
「なぜそんなひどいことするの?」「また傷ついて二次障害が起こるわよ」というようなことを言われました。

それで私が少しうろたえかけていると・・・
インクルーシブ派の支援者のかたから
「親の姿勢次第だよ」とか「腹をくくって」とかいうアドヴァイスを受けました。
「腹をくくって」は、今でも時々言われていル言葉です。

こちらでは、不登校経験の場合は障害の有る無しに関らず、従来からあるような全日制の高校には進まないケースが多いです。
不登校生の親の目は、3部制の定時制・夜間の定時制・通信制・フレキシブル校(公立)、サポートタイプの高校に向かいます。
うちもすっかりそのつもりでいましたが・・・

支援してくださる方々との出逢いがあって、
とうとう全日制の公立高校にチャレンジする運びとなりました。

うちはなんでここまで来れたんだろう??

親の揺るがない気持ち・支援者の方の情熱が
子どもを変えていくことって有るんだな??って、
今はそう、実感しているのですが。。。







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Tさんへ (kiyoko)
2010-10-19 23:34:22
ほんとうにうれしいコメントありがとうございます。
こうしてこのブログでお話しできることが
とてもうれしいです。

子どもを障害を理由に分けることが当たり前と思われている方が、あまりにも多く
悲しいことに
親が子供に良かれと思ってしていることが
こどもの可能性を奪っていることになるとおもっています。

そう思わせる特別支援学校神話というか
そこは
専門的で手厚い教育をしてくれるところだと
思い込ませるような
歴史的背景と今までの施策があり、
それと同じことが
特別支援学級にもあると思います。

そうでないことは
その枠組みと固定観念から抜け出した時に
はじめてわかります。

その抜け出すのに
大変な労力と精神的な負担がかかることが
問題なんですよね。

みんなとすごしながら
必要な支援をうけられるようになればいいのに。
少しの工夫と少しの勇気で
それは可能になるんだけどなぁ。

Tさん、どんどん発信していってくださいね。

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