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「軽度発達障害」といわれる子ども

2006-08-08 22:51:20 | ともに生きる
ますます、謎は深まるばかり。
ほんとうに、お医者さんによっても、本によっても、
その定義からして変わってくる。

そもそも「軽度」とは何が軽度かも違ってる。
言葉の使い方の違いにすぎないかもしれないけど。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

軽度発達障害(けいどはったつしょうがい)とは、発達障害のうち、知的障害を伴わないものを指す。アスペルガー症候群、高機能自閉症、LD、ADHDがこれに当たる。

軽度とはあくまで知的障害が軽度もしくは存在しない(すなわち総合的なIQが正常範囲内)ということで、障害そのものが軽いわけではない。むしろ知能指数が低い方が社会適応が良いとの指摘もある。

障害と健常の境界領域に位置するため、あからさまな哀れみのまなざしに遭わないで済む反面、障害者認知をされにくく、「わがまま」「性格が悪い」「常識がない」「親の育て方が悪い」とのいわれのない非難に晒されやすい。

なお、社会と接点を持て、自立が出来た軽度発達障害者は、既に障害者とは言わない。
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別のサイトの、『軽度発達障害』って何?の第1回には、
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軽度発達障害とは、障害が軽度で、一見普通の子どもと見分けがつかないが・・・

脳の発達に軽度の障害がある子に対して、文部科学省は初めて対応の必要性を認め、調査を開始しさまざまな取り組みを始めました。**************************************************************************
とある。
これを書かれたのは、小児科の先生。


精神科医の方が、「軽度発達障害児の診断と治療」という文章を書いておられるかと思えば、「軽度発達障害は医学用語ではない」といわれる方もいらっしゃる。

私は、一瞬、教育用語かと思ってしまったけど、
特別支援教育についての中教審の答申には、一言もこの語は出てこない。
発達障害者支援法にも、この語は出てこない。

でも。
文部科学省の特別支援教育の調査委員をしている人が、
軽度発達障害の子どもの支援」と題して、文章を書かれている。

わたしには、大前提としてのその障害そのものが理解できない。
当然、あるという前提の上に書かれた文章の数々。

「ドイツでADHDといわれた子どもが、マルタ島で暮らすようになって、
『陽気で明るい男の子』といわれた。」という話。

人との関係性の中で、その子どもが、
あるがままの自分が受け入れられる確信をもったとき、
そして自分を作ろうと思ったとき
その子はエネルギッシュで魅力あふれる子どもとなる。

書字障害があるというこども。
鉛筆の持ち方を変える。
本人が、主体的に勉強したいと思うようになる。
だんだん勉強がわかるようになってくる。
勉強する目的がつかめてくる。
自分の進路について考えるようになってくる。
自分のしたいことが、はっきりしてくる。

すると

その子の書く字は変わっていく。


子どもに何を求めているのだろう?